川崎フロンターレは５月２日、公式YouTubeチャンネルを更新。クラブのレジェンドである中村憲剛氏が登場し、アジア・チャンピオンズリーグエリート（ACLE）で決勝進出を果たしたチームを称えた。

　川崎は現地４月30日、準決勝でアル・ナスル（サウジアラビア）を３－２で撃破。伊藤達哉、大関友翔、家長昭博が得点を挙げて激闘を制した。

　中村氏は「みんなよく頑張ったなと思う」と切り出し、準決勝をこう振り返った。

「連戦で、中２日で熱いし、グラウンドもそんなに良くないように見えたので、色んな言い訳ができる状況ではあったと思う。相手の年俸総額は比較にならないくらいのチームでしたから、そういうのを一切言い訳にせずに、真っ向から立ち向かって、長谷部監督をはじめ選手、スタッフたちがこの試合をどう戦うかもすごく見えましたし、それをちゃんとスタメンで出た選手、途中から出た選手たちが繋いで、みんなで勝った勝利だと思う」
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　また決勝の相手である強敵のアル・アハリ（サウジアラビア）について、ロベルト・フィルミーノやリャド・マハレズらタレントに触れつつ、「当然個人としてもチームとしても非常に完成度の高いチームであることは間違いない。すごく力のあるチーム」と印象を述べた。

　そのうえで、試合ポイントを次のように語った。

「ポイントは複数あると思うんですけど、最後はどっちが勝ちたいかだと思う。高井幸大も言っていましたけど、１センチ、１メートルの勝負になってくると思うので、そこはみんな、自分たちがどうなりたいかで変わってくると思います。すみません、根性論になってしまいました」

　続けて、「最後は気持ちだよ！見たでしょ最後のディフェンス陣、家長（昭博）の戻り見たでしょ？あれをやったら絶対勝てるよ！やってくれると思います。出し尽くしてほしいと思います。相手より団結力は感じます」とエールを送った。

　悲願の初優勝がかかるファイナルは、日本時間５月３日の25時30分キックオフ予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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