現地時間４月30日にサウジアラビアで開催されたアジア・チャンピオンズエリート（ACLE）の準決勝で、川崎フロンターレは、クリスティアーノ・ロナウドを擁する地元のアル・ナスルと対戦。伊藤達哉、大関友翔、家長昭博が得点すれば、GKの山口瑠伊が再三好守を見せ、３－２で接戦を制した。

　C・ロナウドが涙を流した数時間後、リオネル・メッシも大陸No１を決める戦いに臨んだ。北中米カリブ海サッカー連盟（CONCACAF）が主催する、CONCACAFチャンピオンズカップの準決勝・第２レグ、バンクーバー・ホワイトキャップス戦だ。

　ACLEとは異なり、２戦合計で勝敗が決まるなか、敵地での第１レグを０－２で落としたインテル・マイアミは勝利が必須だったが、１－３で再び敗戦。C・ロナウドの永遠のライバル、メッシも決勝進出を逃すこととなった。
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　興味深いのは、どちらも日本が大きく関係している点だ。というのも、アル・ナスルを破ったのが川崎であると同時に、バンクーバー・ホワイトキャップスの守護神を務めているのは、高丘陽平だからだ。

　MLS３年目を迎えている29歳のサムライは、メッシのほかにルイス・スアレス、セルヒオ・ブスケッツ、ジョルディ・アルバらも先発した難敵相手に奮闘。最少失点に抑え、バンクーバー・ホワイトキャップスの勝利に貢献した。

　二大巨頭が準決勝で姿を消したこの日、C・ロナウドの前に山口、メッシの前に高丘が立ちはだかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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