両監督が揃って激賞した。

　現地時間４月30日に開催されたチャンピオンズリーグ準決勝の第１レグで、バルセロナとインテルが前者のホームで対戦。壮絶な打ち合いの末、３－３で引き分けた。

　計６ゴールが生まれたなか、特に注目を集めているのが、バルサが誇る17歳の神童のゴラッソだ。

　インテルに２－０でリードされて迎えた24分、ラミネ・ヤマルはゴール前の右サイドでボールを持つと、フィジカルも発揮した力強い持ち上がりで、ペナルティエリア内に侵入。最後は相手５人に囲まれながらも、左足での絶妙なコントロールショットで叩き込んだのだ。
【動画】華麗に相手を翻弄！ヤマルのスーパーゴール

　圧倒的な個の力で奪った、衝撃の一発である。英公共放送『BBC』によれば、インテルを率いるシモーネ・インザーギ監督は、「敵ながら天晴れ」といった様子だ。こう言い放った。

「ラミネは50年に１度の才能の持ち主だ。間近で見て本当に感動したよ。我々に大きな問題を引き起こした。彼を２人でマークすることになっていたが、十分ではなかったね」

　バルセロナからすれば、これほど頼もしい存在はない。ハンシ・フリック監督は敵将の発言を受け、「彼は特別で、天才だ。彼はビッグマッチで存在感を示す。シモーネが言ったように、50年に１度の存在なら、バルセロナにいてくれて、嬉しいよ」と誇らしげに語った。

　雌雄が決する第２レグは５月６日。サン・シーロでも未来のバロンドール候補、ヤマルがキープレーヤーになりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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