サウジアラビアで開催されているACLエリートFinals。川崎フロンターレは現地４月30日、準決勝でアル・ナスルと対戦した。

　川崎は10分、先制に成功。マルシーニョのクロスは相手に弾かれたが、こぼれ球に伊藤達哉が反応。鮮やかなダイレクトボレーで叩き込んだ。

　これで勢いづいた川崎だが、28分に失点。自陣ボックス内でサディオ・マネに持ち込まれてシュートを許し、ゴールを割られる。

　川崎も受けに回らず、果敢に攻撃を繰り出す。そして41分、２点目を奪取。伊藤の仕掛けは相手GKに防がれたが、セカンドボールを大関友翔が押し込む。
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　２－１で迎えた後半、60分にアクシデント。マルセロ・ブロゾビッチとの競り合いで橘田健人が右足を痛める。直後にプレー続行も足を引きずり、無念の交代。河原創が投入される。

　１点を追うアル・ナスルが圧力を強め、川崎は劣勢を強いられる。それでも集中を切らさず、身体を張った粘り強い守備で対抗する。

　我慢の時間が続くなか、76分に３点目を奪う。左サイドを突破したエリソンのアシストから家長昭博がフリーでフィニッシュした。

　87分にアイマン・ヤハヤの強烈なミドルで被弾。１点差に詰め寄られるが、リードを守り抜いた川崎が３－２で勝利。ファイナルに駒を進めた。決勝の相手はアル・アハリ。アジアの頂点をかけた大一番は、日本時間で５月４日の１時30分にキックオフ予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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