「おめでとう」「とても良く組織されていた」激闘制した川崎を敵将が称賛!準決勝vsアル・ナスルにも触れ…期待する展開は?【ACLE】

2025年04月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「残りの戦いでの彼らの幸運を祈る」

クラブ史上初のベスト4進出を果たした川崎。(C)J.LEAGUE

 現地時間4月27日にサウジアラビアで開催されたアジア・チャンピオンズリーグエリ―ト(ACLE)の準々決勝で、川崎フロンターレがアル・サッドと対戦。延長戦の末に3-2で制し、クラブ史上初の4強入りを果たした。

 開始4分でエリソンが先制点を挙げるも、9分に失点。さらに21分にマルシーニョがゴールを奪った後も、71分に同点弾を浴びた。それでも最終的に、延長戦に入った98分に脇坂泰斗が決勝点を叩き込み、粘り強いカタール王者を退けた。

 ファンから興奮の声が上がるなか、敵将も川崎を称えた。アジアサッカー連盟の公式サイトによれば、フェリックス・サンチェス監督は「川崎、おめでとう。残りの戦いでの彼らの幸運を祈る」と伝えたうえで、激闘を次のように総括した。
【動画】焦らずきっちり繋いだ。勝ち越しゴールは脇坂泰斗!
「私たちは90分を通して2度もビハインドを負った。望んでいたような形でスタートできなかったからだ。チームは頑張ったが、簡単ではなかった。川崎はとても良く組織されていて、最後の3分の1まで行くのが大変だった。それでも同点に追いつき、延長戦に持ち込んだものの、3点目を取られてしまい、逆転はできなかった。

 わずかな差が勝敗を分けた。選手たちの努力を称えなければならない。この大会で我々は長い道のりを歩んできたが、勝ち抜くことはできなかった」

 川崎は準決勝で、クリスティアーノ・ロナウドやサディオ・マネが得点し、横浜F・マリノスを4-1で下したアル・ナスルと対戦する。

 アル・サッドは、そのアル・ナスルとリーグステージで顔を合わせ、2-1で勝利しているなか、49歳のスペイン人指揮官はこうも語った。

「川崎は良いチームだ。そして私たちは、アル・ナスルとはリーグフェーズで対戦している。だから、両者とも勝てるクオリティを持っていると言える。川崎は優れた組織力を証明した。90分で何が起こるか分からない。いずれにせよ、非常に拮抗した試合になるよう期待しているよ」

 敗れた者の想いも背負って戦うフロンターレ。悲願のアジア制覇まであと2勝だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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