現地４月26日にサウジアラビアで開催されたアジア・チャンピオンズリーグエリートの準々決勝で、前回準優勝の横浜F・マリノスと地元のアル・ナスルが激突。ホームサポーターの熱い声援を受けた後者が、４－1で大勝した。

　アル・ナスルの強力攻撃陣が牙をむいた。27分にジョン・デュランが先制点を奪ったのを皮切りに、31分にサディオ・マネ、38分にクリスティアーノ・ロナウド、49分に再びデュランがゴール。名のあるタレントが次々にネットを揺らした。

　守っては、53分に渡辺皓太に許した１点のみで抑え、横浜FMに力の差を見せつけた。昨季までミランを率いていたイタリア人指揮官、ステーファノ・ピオーリは手応えを感じている様子だ。アジアサッカー連盟の公式サイトによれば、試合後の会見でこう語った。

「我々は試合をコントロールし、チャンスを掴めた。私たちに大きなエネルギーを与えてくれたファンのサポートを感じたよ。中盤を支配しようとするチームが相手だと分かっていたので、そこに集中し、隙を突けた。今は次の試合に集中し、我々のパフォーマンスがどんどん良くなっていくのを見たい」
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　アル・ナスルの中盤を支配したのは、マルセロ・ブロゾビッチとアリ・アルハッサンのボランチコンビだった。クロアチア代表で99キャップを誇るブロゾビッチは、「前半は素晴らしかったが、後半はそうではなかった」と振り返った。

「これが最初のステップで、２試合目にはもっと準備が整うだろう。チーム間の差はそれほど大きくない。どの試合でも、自分のベストを尽くすために多大な努力をしなければならない。どこでプレーするにしても、僕は勝ちたいし、もっともっと達成したいんだ」

　C・ロナウドを筆頭にタレントが揃うアル・ナスルは、このままアジアの頂点まで駆け抜けるのか。30日の準決勝では、川崎フロンターレ対アル・サッドの勝者と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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