「川崎を追いかけてきた」アル・サッド指揮官が明かす徹底分析。カタール代表の英雄は夢を語る「残りのサッカー人生でもう1度――」

2025年04月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

ここまで東地区勢が3連敗。川崎は全滅を阻止できるか

カタール代表のキャプテンとして昨年のアジアカップ制覇にも大きく貢献したアルハイドス。(C)Getty Images

 現地時間4月27日にサウジアラビアで開催されるアジア・チャンピオンズリーグエリ―トの準々決勝で、川崎フロンターレとアル・サッドが激突する。

 カタール王者は日本勢との対戦に向け、分析を入念に行なっているようだ。アジアサッカー連盟の公式サイトによれば、フェリックス・サンチェス監督は「タフな試合になるだろう。ただ、選手たちはこれまでの10試合全てで、戦える能力を証明している。ポジティブな結果を得られるパフォーマンスを見せたい」と意気込みを示したうえで、こう伝えた。

「ここ数週間、川崎のリーグ戦での様子を追いかけてきた。彼らは多くのオプションを備えた、明確なプレー方法を持っている。その状況に対応するために、相手を意識する必要があるが、自分たちのベストレベルを出すことに集中しなければならない」
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 また、アル・サッドの主将にして、カタール代表の英雄ハサン・アルハイドスも取材に対応。スペイン人指揮官と同様に、「タフ」という言葉を用いて覚悟を示した。

「この試合はタフでハードなものになるだろう。エリートレベルでの戦いだからだ。だけど、僕らは挑戦する準備ができている。(今季カタールリーグで)タイトルを獲得したことは、良い影響を与えるだろう。同じレベルで続けていきたい。我々はこの試合は決勝戦だと考えている。川崎はハードで強い。一歩一歩競争を勝ち抜いていく必要がある」

 アル・サッドは2011年に2度目のアジア制覇を果たした。14年前の栄光を知る34歳のレジェンドは、「残りのサッカー人生でもう1度優勝したい」と意気込み十分だ。

「この大会は僕たちにとっても、僕個人にとっても、非常に重要だ。一種の夢のようなもので、夢はまだそこにある。タイトル獲得は大切であり、ファンも同じように渇望している」

 初制覇を目ざす川崎としては、アル・サッドの三度の優勝を阻めるか。準々決勝はここまでホームのサウジアラビア勢が全勝しており、横浜F・マリノスを含む東地区勢は3連敗。"全滅阻止"という使命もある。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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