国内での順位は一旦忘れ、気持ちを切り替える必要がある。

　現地時間４月26日に開催されるアジア・チャンピオンズリーグエリートの準々決勝で、前回準優勝の横浜F・マリノスは、クリスティアーノ・ロナウドやサディオ・マネを擁するアル・ナスル（サウジアラビア）と敵地で対戦する。

　リベンジを誓う横浜FMは、現在J１でまさかの最下位。今季に就任したスティーブ・ホーランド監督は早々に解任され、非常に厳しいチーム状況にあるが、アジアでの戦いはまた別物だ。

　もっとも、それはアル・ナスルの指揮官も十分理解している。アジアサッカー連盟の公式サイトによれば、昨季までミランを率いていたステーファノ・ピオーリ監督はこう言い放った。

「横浜がリーグ戦でどの位置にいようが関係ない。日本のチームが技術的に優れていることは知っている。もし私たちがチャレンジの準備ができていなければ、彼らは我々を苦しめるだろう。このコンペティションでは、明確な優勝候補となるチームは存在しない。それこそが、このレベルの大会における美しさだ」
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　サウジリーグで３位につけるアル・ナスルは、直近のダマク戦（３－２）でC・ロナウドとマネを温存。59歳のイタリア人指揮官のもと、アジア制覇へ照準を合わせている。

「我々は試合に向けて準備できている。タイトルを獲る自信は十分にある。ファンに約束するのは、試合に勝つために常にベストを尽くすことだ」

　ベスト４に勝ち進むのは一体どちらか。ちなみに、今大会の得点ランキングは、横浜FMの主砲アンデルソン・ロペスが９得点でトップタイ、C・ロナウドが７得点で５位となっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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