海外メディア『90MIN』は４月24日、「もっと評価されるべきブンデスリーガの５人」と題した記事を掲載。「その功績がまだ正当な評価を受けていないプロフェッショナルは誰か？ 数字を見ると、この質問に答えられる」と綴り、スタッツを基にドイツでプレーする５選手をピックアップした。

　その２番目に登場したのが、マインツで全試合スタメン出場をしているボランチの佐野海舟だ。同メディアは「サノがマインツで埋めなければならなかった穴は決して小さなものではなかった」と切り出し、こう評した。

「日本人はレアンドロ・バレイロの後継者としてやって来た。バレイロはその活躍でヨーロッパ中の注目を集め、夏にはチャンピオンズリーグ出場チームのベンフィカに移籍した。シーズン前の状況によれば、特にバレイロの球際での能力はマインツにとって替えの利かないものとなるだろう。振り返ってみると、それは誤った説だった。サノは日本国外での最初のシーズンで、バレイロの役割をスムーズに引き継いだのだ」

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　同メディアは、「24歳の彼は、96％のセントラルMFよりも多くのボールを相手からインターセプトしている（90分あたり1.78回）。また、90分あたり1.91回のブロックしている。これは、結果としてチームが必ずしもボールを獲得するわけではないが、サノが足を出して相手からのパスやシュートを防ぐことを指す。この部門では、ライバルの94％よりも優れている」と紹介。こう続けている。

「サノのインターセプト技術を回避するために、対戦相手はロングボールに頼らなければならないと考えているかもしれない。この日本人の身長はわずか176センチだ。しかし、小柄な体格にもかかわらず、この24歳の選手はここでも印象に残るプレーをする方法を知っている。彼はセントラルMFの97％よりも多くの空中戦に勝利している」

　そして、「チャンピオンズリーグ（CL）出場チームがすぐにサノの扉をノックするだろうことは想像に難くない」と綴り、強豪クラブからの引き抜きを予測した。

　この24歳と共に選出されたのは、ロマノ・シュミット（ブレーメン）、トム・ビショフ（ホッフェンハイム）、ティム・クライディーンスト（ボルシアMG）、フィン・ダーメン（アウクスブルク）の４人だった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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