セルティックの前田大然は今季、スコットランドの人々にとって新たな一面を見せた。古橋亨梧の移籍にともない、ポジションをCFに移して以降、怒涛の勢いで得点力を爆発させている。

　フィニッシュの局面における精度向上が課題と言われてきた前田だが、今季後半戦の量産ぶりは見事というほかない。リーグの年間最優秀選手候補と言われており、高く評価されている。

　ただ、驚異的なスピードで走り続ける運動量が以前から絶賛されてきたのも周知のとおり。そして試合以外でも、前田は労を惜しんでいない。セント・ミレンのスティーブン・ロビンソン監督が明かしたエピソードが証だ。

　セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』によると、現役時代はトッテナムやボーンマスでプレーした指揮官は、『PLZ Soccer』で日本代表FWを「夢のような選手」と評している。

「一緒に練習したセルティックの選手たちから聞いたが、彼は走り続け、息継ぎせず、多くを語らずに、とにかく笑顔だという。とにかく夢の選手だと思うね」
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　コメントを伝えた67 HAIL HAILは、「今季のマエダはセルティックで見事な調子だ。国内だけでなく、チャンピオンズリーグでも素晴らしいパフォーマンスを見せてきた」と、賛辞を寄せている。

「セルティックが再び国内三冠に近づくなか、マエダはその成功の中心だった。数字が証明している。スコティッシュ・プレミアシップは残り５試合。それとスコティッシュ・カップ決勝が残っている。相当の勇気がなければ、マエダが見事な得点数をさらに増やすことはないと賭けることはできない」

　古橋が新天地レンヌで出場機会を得られず苦しんでいるのと対照的に、グラスゴーで大きな飛躍を遂げた前田。27歳の韋駄天ストライカーの今後がますます楽しみだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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