「気付いている方はいると思う」森保監督はJ視察試合をどうやって決めている? 広島時代の“本音”も「逆の立場にいた時に感じていた」

2025年04月24日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

「その節の興味を惹かれるところとのバランスを取りながら」

日本各地のスタジアムを回っている森保監督。(C)SOCCER DIGEST

 日本代表を率いる森保一監督は、精力的にJリーグの試合に足を運んでいる。視察を終えると、報道陣の前に姿を見せ、取材に対応。こちらも精力的にニュースになる話題を提供しており、自らの発言を通して、Jリーグを盛り上げていこうという姿勢が窺える。

 ではそもそも、視察する試合は一体どうやって決めているのか。56歳の指揮官は、横浜FC対ガンバ大阪(4月20日、1-1)後に、次のように説明した。

「『選手個々を見る』ところも、もちろんですけど、『試合全体を見る』なかで、『自然と活躍している選手が浮かび上がってくること』も見ていきたいと思って、試合全体を見ていっています。

 気付いている方はいると思いますけど、割とスタジアムを全体的に回っています。日本代表の活動は、国内のサッカーから繋げていただいているので、できるだけ多くのところに足を運んで、皆さんに直接は言えないですけど、お礼の気持ちを持って、我々の活動に繋げてもらっています。各チーム、各地域から日本サッカーの発展に繋げていただいているので、感謝の気持ちも持って回っています」
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 そして「ということと、その節の興味を惹かれるところとのバランスを取りながら」と付け加えた森保監督は、サンフレッチェ広島で指揮を執っていた際の"本音"も明かした。

 報道陣から「(バランス良く回らないと)『なんで俺のとこ来ないんだ』って声が出ちゃう可能性がある」と投げかけられ、率直にこう伝えた。

「逆の立場にいた時に感じていたところはあるので、できるだけ(各チームの試合に行くようにしています)。アウェーでは見てくださっていたとは思いますけど。そういうことは、広島の時に多少感じているところがありました」

 満遍なく視察する森保監督の前で、特筆すべきパフォーマンスを見せ、「浮かび上がってくる」選手はどれだけ現れるか。今夏には国内組主体の東アジアE-1サッカー選手権が開催されるなか、アピール合戦に大注目だ。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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