現地４月19日に開催されたブンデスリーガ第30節で、堂安律が所属するフライブルクがホームでホッフェンハイムと対戦。３－２で勝利を飾った。

　この一戦で全３ゴールに絡む圧巻のパフォーマンスを披露したのが、右サイドハーフで先発した堂安だった。まずは28分に巧みなボディフェイクで右サイドを抜け出すと、中央のジョアン・マンザンビにパス。その流れからルーカス・ヘーラーの先制弾が生まれた。

　さらにその８分後、敵陣ボックス手前の中央でヴィンチェンツォ・グリフォとのワンツーから左足を一閃。相手の股を抜く見事なミドルをゴール右隅に突き刺した。

　止まらない26歳は２－２の同点で迎えた57分にも、敵陣ペナルティエリア内でロングボールを上手く収めてグリフォに繋ぎ、最後はヘーラーがネットを揺らした。
【動画】堂安律が技ありのミドル弾！ ブンデス2桁得点にリーチ

　チームの勝利に大きく貢献した堂安をブンデスリーガの公式サイトが「堂安がフライブルクの違いを生み出す」と絶賛している。

「57分に突然、世界が止まった。味方からのロングパスをまるで無重力のように空中でトラップ。そこから丁寧にパスを繋ぎ、ヘーラーの勝ち越しゴールが生まれて、フライブルグは勝利を収めた。この日本人が見せた素晴らしいパフォーマンスはこれだけではない。堂安は３ゴールすべてに関与し、自らもゴールも決めている。強いフライブルクを象徴するパフォーマンスだった」

　これで堂安は今季のリーグ戦９ゴール・７アシストとなり、２桁得点達成に王手をかけている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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