田中碧が所属するイングランド２部のリーズが、スポルティングの守田英正に関心を寄せているとポルトガルの大手メディア『Record』が報じた。

　チャンピオンシップ（イングランド２部）で首位に立つ古豪は、日本代表MFを「真剣な候補」として考えており、プレミアリーグへの昇格が実現した場合、獲得に向けて「具体的なオファーを出す」という。

　この報道を受けて、リーズの専門メディア『Leeds United News』は４月18日、「リーズが3900万ポンド（約74億円）で獲得を目ざすスター選手、その『圧倒的なクオリティ』でマンチェスター・シティを撃破」と題した記事を掲載。次のように綴った。

「リーズのファンが、払ったお金で何が得られるのか疑問に思っているのなら（モリタの契約解除金を3900万ポンド）、11月に（チャンピオンズリーグで）マンチェスター・シティを４ゴールで破った試合がそのヒントになるだろう」

「スポルティングが素早い切り替えでマンチェスター・シティを破った。４－１の勝利におけるモリタの役割は、主にシンプルなことをうまく行なうことだった。パス成功率91.7％は、ボールを効率的かつ効果的に操る冷静さとインテリジェンスを備えた選手のパフォーマンスを如実に表している。ポゼッションはわずか27％にもかかわらず４得点を挙げたスポルティングにとって、これは決定的な要因だった」

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　同メディアは、「モリタは、日本代表のチームメイトである田中のように、一般の観客からは注目されないタイプの選手だ。しかし、サポーターやコーチ、あるいはロッカールームで一緒に過ごす人々に尋ねてみれば、彼の重要性について語ってくれるだろう」と、賛辞を贈っている。

「日本の選手にありがちな、並外れた努力家で利他的なところもある。同時に、足元のボールさばきにも並外れた才能がある。日本の選手は、その技術力の高さからヨーロッパで活躍するケースが増えている。あまり語られることはないが、モリタの技術力は非常に高い。彼は６番でプレーするためにヨーロッパに来たが、８番でもプレーできる」

　そして、「リーズが来シーズン、プレミアリーグでプレーすることが予想されることを考えると、格上の相手に対してプレッシャーをかけられながらもボールをキープできるモリタの能力は非常に役立つだろう」と締め括っている。

　29歳の日本代表MFがついに５大リーグへステップアップするのか。大いに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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