現地４月16日に開催されたチャンピオンズリーグ（CL）の準々決勝第２レグで、バイエルンが敵地でインテルと対戦した。

　本拠地アリアンツ・アレーナでの第１レグを１－２で落としたバイエルンは、序盤から攻勢を強めるもゴールは奪えない。それでも52分にボックス内右でハリー・ケインが相手の股を抜く見事な一撃を突き刺して、アグリゲートスコアで同点とする。

　しかし58分にラウタロ・マルティネス、61分にバンジャマン・パバールにCKから立て続けにゴールを許してしまう。76分にエリック・ダイア―がヘディングシュートを決めるも、反撃はここまで。２戦合計３－４で敗れた。

　米スポーツチャンネル『ESPN』によると試合後、８強敗退となったバイエルンのヴァンサン・コンパニ監督は「インテル戦を迎えるにあたって、最大の問題はやはり怪我人だ」と敗因に言及した。
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「我々は伊藤洋輝、（ダヨ・）ウパメカノ、（ジャマル・）ムシアラ、（マヌエル・）ノイアー、（アルフォンソ・）デイビス、（キングスレー・）コマン、（アレクサンダル・）パブロビッチを欠く状況で、何ができるか考えなければいけなかった」

　また過密日程についても「残念ながら我々が決めることはできない。試合数が多い上に、移動も長いし、選手が欠場するとプレッシャーも増す」と述べている。

　それでも、インテル戦の試合内容については「第１レグは敗れたが、バイエルンの良い一面を出せたと思う。２戦目もミラノでポジティブな姿勢を見せられた」と一定の手応えも口にしている。

「相手よりも多くのチャンスがあった。複雑な気持ちだ。アリアンツ・アレーナでのチャンピオンズリーグ決勝を戦えないのは厳しい現実だ。でも結果は変えられない。我々は勝つために十分な努力をした」

　CLでは５季ぶりの優勝を逃したものの、ブンデスリーガでは現在、首位に立つバイエルン。２季ぶりのリーグ制覇を目ざす。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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