王者マドリー撃破で16季ぶり4強!「アーセナルは優勝できる?」と問われ、エースは――パリSGのイングランド勢3連破阻止へ

2025年04月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「今夜は大きな声明だった」

PK失敗をきっちりと取り返したサカ。(C)Getty Images

 現地時間4月16日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の第2レグで、冨安健洋(怪我で離脱中)が所属するアーセナルが、レアル・マドリーと敵地で対戦。第1レグを3-0で制していたなか、2-1で再び勝利を収め、2戦合計5-1で前回王者を破った。

 1週間前に完勝し、圧倒的に有利な状況で臨んだアーセナルは開始13分、CKの際にミケル・メリーノがラウール・アセンシオに引っ張られたとしてPKを獲得。先制の絶好機を迎えるが、ブカヨ・サカのキックはGKティボー・クルトワにストップされてしまう。

 それでもサカは、後半に入って65分にメリーノからのスルーパスで抜け出すと、左足で冷静にフィニッシュ。汚名返上の一発を奪ってみせた。

 より余裕が生まれたアウェーチームはその後、ヴィニシウス・ジュニオールに1点を返されるも、90+3分にカウンターからガブリエウ・マルチネッリがゴール。連勝で16シーンぶりのベスト4進出を決めた。
【動画】見事なスルーパスからサカが先制弾
  英公共放送『BBC』によれば、サカは「僕らはヨーロッパの舞台でプレーできると証明し、ホームでもアウェーでも、世界最高のチームの1つを倒した。このチームをとても誇りに思う。今夜は大きな声明だった」と満足気にコメント。そのうえで、PK失敗に関しては、こう語った。

「そういう時もある。トライしてみたが、上手くいかなかった。でも今夜は得点する自信があった。どんな瞬間からだって学べるものだ。今夜は勝利を楽しむことに集中し、それからきちんと見直すよ」

 準決勝では、ノックアウトフェーズでリバプールとアストン・ビラを倒しているパリ・サンジェルマンと相まみえる。

 リーグフェーズ第2節で対戦した際は、自身が追加点を挙げて2-0で快勝しているなか、「(彼らは以前と)だいぶ違う。より多くの自信を持ってプレーしている。我々は準備万端で臨む。とても良い試合になるだろう」と意気込みを示した23歳のエースは最後に、「アーセナルは優勝できるか?」と問われ、「イエス。そう信じたいね」と答えた。

 CL初制覇を目ざすアーセナルはパリSGを下し、非願成就に王手をかけられるか。イングランド勢三度の撃沈は絶対に避けたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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