現地４月16日に開催されたチャンピオンズリーグ（CL）準々決勝第２レグで、昨季王者のレアル・マドリーがアーセナルとホームで対戦。１－２で敗れ、アグリゲートスコア１－５で敗退が決まった。

　アウェーでの第１レグを０－３で落としていたマドリーは、この試合でも65分に先制される苦しい展開。その２分後に１点を返したものの、追加点が奪えず、後半アディショナルタイムにも被弾して万事休した。

　CLには滅法強い王者がまさかの完敗を喫し、スペインメディアも唖然。『AS』紙は「マドリーは逆転に近づくことはなく、王座を失った。彼らには勇気はあったが、明晰さが欠けていた」と指摘した。

「ロンドンでの惨敗から立ち直る時間が十分になかった。これから反省の時が始まり、それは影響を及ぼすだろう。なぜならレアル・マドリーにとって、今シーズン、チャンピオンズリーグ敗退ほど悲しい日はなかったからだ」

【動画】マドリー守備陣をチンチンにしたアーセナルの連係弾

 　また、不発のキリアン・エムバペについては「予想外の失望に終わった。彼は自分の役割をほとんど果たさなかった」と酷評している。

　同じく大手紙の『MARCA』は、「組織化され、団結したチームに対して彼らは無力に見えた。サイクルの終わりは明らかだ」と糾弾した。

　マドリーらしからぬ、あっけない幕切れとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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