現地時間４月13日に開催されたプレミアリーグ第32節で、マンチェスター・ユナイテッドはニューカッスルと敵地で対戦。24分に先制を許した後、37分にアレハンドロ・ガルナチョが同点弾を奪うも、後半に失点を重ね、１－４で完敗した。

　３日前のリヨン戦（２－２、ヨーロッパリーグ準々決勝・第１レグ）で精彩を欠いたアンドレ・オナナは、ベンチ外に。リーグ戦では昨季からずっとオナナがゴールを守っていたなか、同じく加入２年目のアルタイ・バユンドゥルが初先発した。

　一体なぜオナナを外したのか。英衛星放送『Sky Sports』によれば、ルベン・アモリム監督は試合前に次のように説明した。

「こういった起用法は普通だ。時にはもう一度プレーさせるか、離脱させなければならないこともある。明日、彼は次の試合に備えてトレーニングに参加するだろう。今回は距離を取る良い機会だった。彼は大丈夫だ。私たちは全てを管理しなければならない。メンタル面は本当に重要だし、たった１試合だ」
【動画】アピールの大チャンスもあまりに痛恨…バユンドゥルがパスミス

　バユンドゥルからすれば、アピールの大チャンスだったが、１－３で迎えた77分には失点に直結する痛恨のパスミス。27歳の誕生日前日にアピール成功とはならなかった。

　試合後に報道陣から「次戦（リヨン戦の第２レグ）はどちらのGKを起用するのか」という質問が飛ぶと、ポルトガル人指揮官は「勝てるベストメンバーで臨むつもりだ」と回答。そのうえで、改めてオナナのメンタル面に触れた。

「オナナを家に残したのは、試合中、どのような状況でもカメラが彼に向けられるからだ。プレーせず、ベンチにいたとしても、プレッシャーを感じてしまう。だから私にとっては、プレーか家にいるか、どちらか一方しかなかった。それが私の選択だった」

　ユナイテッドは以前にオファーを出した鈴木彩艶に対して、今もなお熱視線を送っているという。現在のGK陣が安定感を欠くなか、森保ジャパン守護神の加入はあるのか。合わせて注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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