鎌田大地に指揮官から賛辞が寄せられた。

　４月５日に行われたプレミアリーグ前節のブライトン戦で、鎌田は中盤の一角で先発フル出場し、２－１の勝利に貢献した。リーグ戦でのフル出場は、１月のウェストハム戦以来、約３か月ぶりだ。

　クラブ公式サイトによると、クリスタル・パレスのオリバー・グラスナー監督は、12日に行われるマンチェスター・シティ戦を前に、鎌田について「エクセレントな試合をしたと思う」と、ブライトン戦の出来を称賛している。

「レッドカードを誘発しただけじゃない。後方で奪った味方からパスを受けていた。プレッシャーの中でカルロス・バレバに対して２タッチで打開し、エベレチ・エゼを見つけた。そしてエベレチが運び、トランジションとなったんだ。彼（鎌田）はつなぎの選手であり、それはとても重要なことなんだよ」

「多くの良い状況があった。たくさん走った。試合やファン、チームの反応は、彼の自信につながったと思う。自分への信頼が増すかもしれない。今週の彼はトレーニングでとても良かった」

【動画】指揮官が称賛した鎌田のレッド誘発シーン

　チームが開幕から難しい船出になったこともあり、プレミアリーグでの１年目は決して満足のいくものになっていない。リーグ戦は出場26試合で、スタメンに名を連ねたのは11試合にとどまっている。得点やアシストはない。公式戦全体でも、33試合出場（先発15試合）で２得点、３アシストだ。

　昨季、鎌田はラツィオでやはり難しい一年を過ごしたが、監督交代もあってシーズン終盤戦は躍動。チームの主力に返り咲き、一時は契約延長の可能性も注目された。クリスタル・パレスでも、残り１カ月でさらに存在感を高めていけるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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