――試合後、選手にはどんな声をかけたか？
「何もかけてません」

――試合を振り返って？
「いろんな意味で、ひどい試合だったと思います」

　試合後のフラッシュインタビューで、札幌の岩政大樹監督は端的に答える。４月12日に行なわれたJ２第９節で、札幌は水戸と敵地で対戦。開始４分に先制を許し、23分に近藤友喜の得点で追いつくも、２分後に馬場晴也が一発レッドで退場となって数的不利に。

　45＋３分に２点目を奪われると、66分にも失点。１－３で敗れた。指揮官は試合内容を厳しく論じる。

「風もありましたので、いろんな意味で、ゲームプラン自体は崩れていきましたけども、一番大きく崩れたのは、１試合勝ったら、また同じように、開始早々の失点が出てきてしまったということ。あのような軽い失点が何度も起こっていますし、一度解決したら、また顔を出してくる、と。このへんは甘さとしか言えないですね」
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　10人になっても、ある程度は狙いどおりに戦えていたという。ただ、「２点目の失点ですね。自分たちがコントロールできていた時間帯で、また軽い失点が生まれてしまった。ここは大きな課題」と指摘する。

　次戦に向けては「選手たちをリフレッシュさせて、なぜこのようなことが起こっているのかをもう一回、見つめ直しながら、謙虚に戦っていくことが大事」と気合を入れた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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