岩田智輝が所属するリーグ１（イングランド３部）のバーミンガムは４月８日、チャンピオンシップ（２部）昇格を決めた。１年での復帰だ。

　今季、セルティックからバーミンガムに移籍した28歳は、主力として昇格に大きく貢献した。ここまでリーグ戦34試合に先発出場し、５ゴール・１アシストを記録している。

　グラスゴーで出場機会に恵まれなかったことで、岩田は新たな挑戦に向かった。だが、現在の活躍に、残っていればセルティックに役立ったとの声も寄せられている。

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　セルティック専門サイト『Celts Are Here』は４月９日、「主将カラム・マグレガーの代わりにはなれなかった。だが、出場したときのイワタが間違えることはほとんどなく、十二分に有能であるところを見せ、彼がいなくなった今季のセルティックに足りなかった何かを提供していた」と報じた。

「バーミンガムはチャンピオンシップ昇格を決めたが、イワタは大きな役割を担った。数々のロングレンジからのゴールを決め、セルティックのサポーターに何が足りないかを正確に示している。イワタはリーグ１で自分を証明した。３部で年間最優秀選手の真の候補とみなされている。前に出てゴールやアシストで貢献できるホールディングMFという、期待されるクオリティを示してきた」

「彼がうまくやっているのを見られたのは素晴らしい。だが、どうしてグラスゴーでもっとチャンスが与えられなかったのかという疑問が生じる。直近のセルティックには、イワタがいたらマグレガーの横でもたらしていたはずの堅実さを欠いてきた。キャプテンがもっと自由に前に出られるようにするために、セルティックはイワタを使うことができたはずだ」

　セルティックで出番が訪れるのを待つのと、バーミンガムに移籍して新たな冒険に挑むのと、どちらが正解だったのかは誰にも分からない。だが、少なくとも今季、岩田はレギュラーとして活躍し、チームと昇格を勝ち取って結果を残した。今後もさらなる飛躍を遂げられることを期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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