現地４月９日に開催されたチャンピオンズリーグ（CL）の準々決勝第１レグで、週末にリーグ・アンを制したパリ・サンジェルマンがプレミアリーグの古豪アストン・ビラと対戦。３―１で快勝を収めた。

　35分にカウンターから先制されたパリSGは、その４分後に19歳デジレ・ドゥエのゴラッソで追いつくと、49分にフビチャ・クバラツヘリアの華麗な個人技弾で加点。後半アディショナルタイム１分にもヌーノ・メンデスがネットを揺らし、第２レグに向けて貴重な追加点を奪った。
【動画】パリSGのゴラッソ連発！
　フランス王者の凄まじい強さに、対戦国イングランドの解説陣は脱帽の様子だ。英公共放送『BBC』によれば、アストン・ビラOBのディオン・ダブリン氏は、パリSGのゴールについて「プレッシャーの中でも高いクオリティと冷静さを保ち、どのようにフィニッシュを施すかを把握している」と称えた。

　元イングランド代表FWは、「PSGには脱帽だ。彼らはハードワークをして、速いペースでボールを奪い返す。今、彼らは本当にバランスが取れている」「ビラはまずまずだったが、ボールを持つと完全に窒息させられるようなチームと対戦するのは難しかった。パリ・サンジェルマンは３点、４点を奪う」と続けた。
 

　同じくOBのアラン・ハットン氏は、リオネル・メッシ、ネイマール、キリアン・エムバペというスーパースターがいなくなったなか、チームの再建に成功したと主張している。

「PSGの立て直しは信じられないほど素晴らしい。一時は銀河系にしようとしたが、あっという間に再建した。そして今、彼らは若くてハングリー精神に溢れたチームを擁している」

　また、元イングランド代表GKのポール・ロビンソン氏は、「アストン・ビラはあらゆる面で圧倒された。PSGのクオリティには到底かなわなかった」と仰天している。

「パリ・サンジェルマンは相手チームに群がって攻撃する。チーム全体、一人ひとりが、ほぼマンツーマンで攻めてくる。本当に対戦するのが難しいチームだ」

　悲願のCL初優勝へ向け、パリSGは勢いに乗っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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