チームの2点目は、宮市のクロスから
攻撃にアクセントを加えた左SBの永戸(左)と右SBの宮市(右)。写真:鈴木颯太朗
[J1第5節]川崎 3-3 横浜FM/4月9日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
「勝たなきゃいけない試合だった」
3-3のドローに終わった川崎フロンターレ戦の試合後に、横浜F・マリノスの選手たちはそう口を揃えた。
それもそうだろう。7分に先制された横浜FMだが、41分にヤン・マテウスのミドル弾で振り出しに戻す。67分にまたも失点するが、89分に天野純のゴールで再び同点に追いつくと、その3分後、Y・マテウスのこの日2点目となるゴールで逆転に成功したからだ。しかし、90+10分に被弾。リードを守り切ることができなかった。
横浜はあと数分を凌げば4試合ぶりの勝点3を掴むことができただけに、川崎と勝点1を分け合う形になってしまったのは悔しい。だが、攻撃面では今季のリーグ戦で初の1試合3ゴールを記録。総得点数がリーグワーストの4で、直近の3試合でノーゴールが続いていたチームにとって、複数得点を奪えた点はポジティブな面と言える。
【動画】宮市のクロスから、最後は天野が押し込む!
「勝たなきゃいけない試合だった」
3-3のドローに終わった川崎フロンターレ戦の試合後に、横浜F・マリノスの選手たちはそう口を揃えた。
それもそうだろう。7分に先制された横浜FMだが、41分にヤン・マテウスのミドル弾で振り出しに戻す。67分にまたも失点するが、89分に天野純のゴールで再び同点に追いつくと、その3分後、Y・マテウスのこの日2点目となるゴールで逆転に成功したからだ。しかし、90+10分に被弾。リードを守り切ることができなかった。
横浜はあと数分を凌げば4試合ぶりの勝点3を掴むことができただけに、川崎と勝点1を分け合う形になってしまったのは悔しい。だが、攻撃面では今季のリーグ戦で初の1試合3ゴールを記録。総得点数がリーグワーストの4で、直近の3試合でノーゴールが続いていたチームにとって、複数得点を奪えた点はポジティブな面と言える。
【動画】宮市のクロスから、最後は天野が押し込む!
横浜FMの攻撃が機能した理由のひとつは、両SBのポジショニングの変化にあるだろう。
今季から指揮を執るスティーブ・ホーランド監督は、就任当初から守備面を強化してきた。そのため両SBが高い位置を取ることがほぼなく、昨季までと比べて攻撃参加の回数も極端に少なかった。
だが今節は、両SBの攻撃時の立ち位置が明らかに高くなった。実際、左SBの永戸勝也がエリア付近まで上がるなどして、攻撃に厚みを加えるシーンが多かった。また、右SBの宮市亮が一列前のY・マテウスを追い越して、深い位置を取る場面が目立ったし、チームの2点目はオーバーラップした宮市のクロスから、最後は天野が押し込んだものだ。
川崎戦での攻撃に関して、永戸も手応えを示す。
「ある程度の基本ポジションがあるなかで、今日の川崎戦に関して言えば、逆サイドにボールがある時には高い位置を取ってフリーで受けられそうなシーンがあるということは分かっていて、そこは自分が使うスペースだと思っていました。特に前半は(左サイドハーフの)井上(健太)と上手く入れ変わりながら、相手を惑わせるプレーができたと思います」
宮市も「戦術的なところで少し変更はあった」とし、「僕の立ち位置もここ数試合よりは高い位置を取るようになったので、そういった部分でビルドアップも上手くいった」と語る。
永戸が「川崎戦に関して言えば」と口にしたように、相手の戦術やシステムによって若干変わるだろうが、今節のような戦い方ができればゴール数が増えると感じた人は少なくないはずだ。次節は中2日でアビスパ福岡と戦う横浜FM。時間は少ないが、得た学びを次に繋げたい。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
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今季から指揮を執るスティーブ・ホーランド監督は、就任当初から守備面を強化してきた。そのため両SBが高い位置を取ることがほぼなく、昨季までと比べて攻撃参加の回数も極端に少なかった。
だが今節は、両SBの攻撃時の立ち位置が明らかに高くなった。実際、左SBの永戸勝也がエリア付近まで上がるなどして、攻撃に厚みを加えるシーンが多かった。また、右SBの宮市亮が一列前のY・マテウスを追い越して、深い位置を取る場面が目立ったし、チームの2点目はオーバーラップした宮市のクロスから、最後は天野が押し込んだものだ。
川崎戦での攻撃に関して、永戸も手応えを示す。
「ある程度の基本ポジションがあるなかで、今日の川崎戦に関して言えば、逆サイドにボールがある時には高い位置を取ってフリーで受けられそうなシーンがあるということは分かっていて、そこは自分が使うスペースだと思っていました。特に前半は(左サイドハーフの)井上(健太)と上手く入れ変わりながら、相手を惑わせるプレーができたと思います」
宮市も「戦術的なところで少し変更はあった」とし、「僕の立ち位置もここ数試合よりは高い位置を取るようになったので、そういった部分でビルドアップも上手くいった」と語る。
永戸が「川崎戦に関して言えば」と口にしたように、相手の戦術やシステムによって若干変わるだろうが、今節のような戦い方ができればゴール数が増えると感じた人は少なくないはずだ。次節は中2日でアビスパ福岡と戦う横浜FM。時間は少ないが、得た学びを次に繋げたい。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
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