サウジアラビアで開催中のU-17アジアカップに出場しているU-17日本代表で、隣国から注目されている選手がいる。

　韓国の有名な歌手であるキム・ジョンミンを父、日本人歌手の谷ルミコ（旧芸名は三佳千夏）を母に持つFW谷大地（サガン鳥栖U-18）だ。

　中学２年までFCソウルの下部組織に所属していた谷は、日本でのプレーを希望し、鳥栖のアカデミーに籍を移した。

　韓国メディア『OSEN』は４月９日、「キム・ジョンミンの息子、U-17日本代表ストライカーが韓国と日本のネットユーザーの間で舌戦を巻き起こす」と見出しを打った記事を掲載。韓国では「兵役の問題などは理解できる」、日本からは「韓国サッカーの将来が明るくないから日本に来た」などの声が上ったと紹介した。
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　その他にも、複数の韓国メディアが谷について報道したなか、同国のファンからは次のようなコメントが寄せられた。

「母が日本人であれば、当然日本代表を選びたいだろう。韓国より先進的だ」
「サッカーをするには日本の方がよく、システムもしっかりしているから留学したんだろう。いまの韓国サッカー協会を見て、韓国でサッカーをしたいか？」
「この国を去るには理由がある。仕方がない」
「サッカーのインフラが全然違う」
「自分でも、学校や地域の繋がり、血縁関係が支配する韓国を選ばない。韓国サッカー協会を見てみろ」
「良い環境でサッカーをするという君の選択に、誰が文句を言うだろうか？いい選手になれるといいね」
「残念だけど、サッカーの技術の発展だけを見れば、日本で学ぶのは正しい。韓国サッカー協会の失態だ！」

　その谷は、U-17アジアカップで、ここまで２試合は出番なし。３戦目のオーストラリア戦で初出場なるか。活躍すれば、また韓国でも話題となりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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