オフサイドでゴールは幻も…ヴェルディFW木村勇大がダイビングヘッド弾から掴んだ手応え

2025年04月06日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

クロス対応で、空きがちになる

ワントップで奮闘した木村。攻守に身体を張ったプレーで存在感を示した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[J1第9節]横浜FM 0-0 東京V/4月5日/日産スタジアム

 オフサイドで無念の取り消しとなったが、豪快な一撃だった。

 東京ヴェルディは4月5日、J1第9節で横浜F・マリノスと対戦し、0-0で引き分けた。

 幻となったゴールは21分、染野唯月からのクロスにドンピシャのタイミングで走り込んだ木村勇大が、ペナルティエリア内中央でダイビングヘッド。勢いのあるシュートは横浜FMのゴールネットに突き刺さったが、木村の足がわずかにラインから出ていたようで、VAR判定の結果、オフサイドで取り消された。
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 試合後も、納得ができていない様子の木村は「あれ、オフサイドじゃないですよね」と記者に問いかけるほど。ただ、山本雄大主審からは足が出ていたと言われたようで、「靴がデカかったです。だから小さい靴を履きます」と冗談交じりに語った。

 一方で、ゴールネットを揺らすまでの動き出しに関しては、手応えもあったようだ。

「久しぶりの4-4-2の相手でしたが、クロス対応の時に空きがちになるのは感じていたので、すごく良いタイミングで(ボールの)要求ができて、ドンピシャで決められました。靴が大きかったですけど、でもああいう形になったらできるっていうのは自分でも分かった。あとはポジショニングにこだわって、次に同じようなクロスの場面では良い動き出しをして、最後の数ミリのところにこだわりたい」

 今季のリーグ戦ではここまで1得点にとどまっている木村だが、横浜FM戦をきっかけにゴールを量産できるか。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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