まさかの14位…トッテナム指揮官が“ミス”を認める。ポステコグルー体制2年目は何が間違っていたのか

2025年04月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「全てを過小評価していた」

昨季からトッテナムの監督を務めているポステコグルー。(C)Getty Images

 トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、母国オーストラリアのスポーツチャンネル『Optus Sport』のインタビューに対応。今季のここまでの戦いを率直に振り返った。

 59歳のオーストラリア人指揮官は就任1年目の昨季、トッテナムをチャンピオンズリーグの出場権獲得まであと一歩の5位に導き、確かなインパクトを放った。しかし、今季は開幕から苦戦。相次ぐ怪我人や、ヨーロッパリーグなどと並行して戦う過密日程の影響もあり、思うように勝ち星を積み上げられず。残り9試合でプレミアリーグ14位に低迷している。

 ポステコグルー監督は「タフなシーズンだ」と苦しい心境を吐露。「隠せやしない。私たちが望むレベルには近付けていない」と打ち明けた。

「私たちは目標や野心を持ってスタートした。自分たちが望んでいる部分の片鱗は見えたものの、その後に大きな挫折を味わい、一貫性のなさが露見した。特にリーグ戦でだ。カップ戦では昨年より良いパフォーマンスを見せているが、リーグ戦ではそれに遠く及ばない」
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 今季の最大の課題は何か。ポステコグルー監督は「ドミノ効果のような出来事が起こった」と答えた。

「物事を見極めながら進んでいくものだが、今年のスタートは間違っていたと思う。サッカー選手にとって、昔ながら(シーズンとシーズンの間)の休みを得ることはますます難しくなっている。私たちは本当にハードなシーズンに入ったと思うし、ヨーロッパリーグでの2試合の増加、カップ戦での戦い...それら全てを過小評価していた。

 それに、序盤に主力選手を失ってしまった。それ以来、自分たちの尻尾を追いかけているような感じで、抱えている課題の前に進めなかった。この先、どんなシーズンが待っているのかを知っていれば、もっと違ったアプローチができたかもしれない」

 もっとも、今季はまだ終わっていない。不屈の名将は最後に「私はまだ楽観的で強気だ。タフな時期を乗り切れば、大きな成長がある。人々を強く結束させられる」と強い覚悟を示した。

「私たちがもたらせる最大の影響は、人々に希望を与えることだ。まだヨーロッパリーグが残っている。ポジティブな形でシーズンを終えられるように努力しなければならない」

 終わり良ければ全て良し――という言葉もある。ポステコグルー体制3年目に繋げる、有終の美を飾れるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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