昨年のアジアカップで連覇を達成したカタール代表が、北中米ワールドカップ・アジア最終予選でまさかの苦境に陥っている。

　FIFAランキング48位のカタールは、３月25日に開催された第７節で、同107位のキルギスと対戦。１－３でよもやの敗戦を喫し、第８節を終えて３勝１分け４敗で４位に沈んでいる。

　すでに今予選でW杯出場権を得られる２位以内に入る可能性はなくなり、４次予選に進む４位以内をキープすることが当面の目標となる。

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　米大手のスポーツチャンネル『ESPN』は、アジア王者の体たらくに注目。「2022年ワールドカップで開催国として初めて出場権を獲得したカタールは、出場国が48チームに拡大されたことで、最大の恩恵を受けるチームの１つになると期待されていた」とし、こう綴っている。

「（先日、代表を引退した）ハッサン・アル・ハイドスが牽引したチームは、２大会連続でアジアチャンピオンになっており、自国開催のワールドカップに向けてチームに投じられた多額の投資は、大会が終わった瞬間に消え去ることはなかった」

　同メディアは「しかし、ルイス・ガルシア監督率いるカタールは、残り２試合で２位のウズベキスタンに７ポイント差をつけられている。さらに懸念されるのは、キルギスに１－３で敗れたことで、キルギスに追い抜かれ、６月に完全に予選敗退となる危険があるということだ」と続けている。

　まずは４位以内に入り、次ラウンドで２度目の出場を決められるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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