第８節までが終了した北中米ワールドカップ・アジア最終予選で、W杯初出場に王手をかけているのがウズベキスタン代表だ。

　下馬評が高かったアジアカップ王者のカタールが４位に低迷しているグループAで、ここまで５勝２分け１敗。首位イランに次ぐ２位につけており、残り２試合で３位のUAEとは４ポイント差あり、あと１勝で悲願の本大会出場が決定する。

　このFIFAランキング58位の快進撃に、米スポーツチャンネル『ESPN』が着目。「世界中のほとんどのファンから、おそらく注目されていないだろう。注目されていたとしても、若きスター選手のアブドゥコディル・クサノフが最近にマンチェスター・シティに移籍したという文脈においてのみだろう」と切り出し、こう続けた。

「しかし、アジアサッカーを見ている者にとって、ウズベキスタンは長らく台頭してきたチームと考えられており、ユースレベルでの継続した成功が最終的にシニアチームでの成功につながるのは時間の問題だと考えられていた」

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　記事は「元監督のスレツコ・カタネツ氏が今年初めに健康上の理由で辞任したにもかかわらず、中央アジアの強豪チームは３月に初のワールドカップ出場に向けてまた大きな一歩を踏み出した。10人となったキルギスを１－０で破り、テヘランでイランと２－２で引き分けたのだ。タレミの終盤の同点ゴールがなければ勝利して出場権を獲得できたはずだった」と綴っている。

「グループAで３位のUAEに４ポイント差をつけており、ウズベキスタン代表で119試合に出場したティムール・カパゼ監督の指揮下にあるウズベキスタンは、６月シリーズの初戦でUAEをタシケントで迎え撃ち、歴史を作るチャンスを得ることになる。５日後にはカタールと対戦するが、その時点で彼らにとって大した意味はないかもしれない」

　アンダー世代で結果を残してきたウズベクがついに、大舞台を踏むのか。その瞬間は目前に迫っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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