殊勲のキエッリーニ「ようやくリベンジを果たすことができた」

2016年06月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

値千金の先制点を決めた守備の要「これは始まりにすぎない」

好調イタリアの原動力となっているキエッリーニ。準々決勝のドイツとの対決も非常に楽しみだ。 写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

 EURO2016のラウンド16で、スペインを2-0で葬ったイタリア。その試合運びは見事であり、まさに完勝と言える内容だった。
 
 アントニオ・コンテ監督を含め、チーム全員がハードワークをして勝利を飾った"アッズーリ"。なかでも、攻守両面で獅子奮迅の活躍を見せたのが、DFジョルジョ・キエッリーニだ。
 
 本職の守備では、今回も分厚い壁を築いて相手の攻撃をはね返し続け、機を見ては最後尾から駆け上がり、攻撃にさらなる厚みを加えていた。
 
 そして33分に、FKからのこぼれ球を詰めた先制ゴールは、まさに値千金! これでイタリアは、精神的にも楽になり、思い通りに試合を進めることが可能になった。
 
 殊勲の31歳は試合後、以下のように語っている。
 
――◇――◇――
 
 我々は勝利に値するプレーを見せたと思う。もっと早い段階で、試合を終わらせることもできただろうしね。
 
 長いことスペインの時代が続いたが、ようやくリベンジを果たすことができた。
 
 しかし、これは始まりに過ぎない。この勝利は非常に喜ばしいものだが、目標である優勝までにはまだ長い道のりが待ち構えている。

【PHOTOギャラリー】イタリアが巧みな試合運びでスペインの三連覇を阻む
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