「サッカーIQ」が欠けている
ワールドカップ最終予選では最下位に沈んでいる中国代表。(C)Getty Images
爆買いの時代は、長く続かなかった。
中国はかつて、巨額の報酬でビッグネームを引き抜いて世界の話題をさらっていた。習近平国家主席の号令のもと、サッカー界の大国を目指していた。だが、2002年の日韓大会以来のワールドカップ(W杯)出場を果たすこともできていない。
経済の失速もあり、有力クラブが消滅するなど、現在の中国サッカー界は夢の実現からほど遠い状況にある。英公共放送『BBC』は3月26日、「サッカー大国になるという中国の夢はボロボロになった」と題した記事で、中国サッカーの近年の失速を報じた。
同局は、まず政治的な介入の影響を指摘。そしてトップダウン型の体制により、草の根レベルの普及が不足していると伝えた。中国でプレーする匿名の欧州出身選手は、中国人選手が「技術的に優れている」ものの、「サッカーIQ」が欠けているとの見解を示したという。
「幼少期に本能的に学ぶクリエイティビティーや基礎的な判断力が、ここではあまり見られない」
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同局は、まず政治的な介入の影響を指摘。そしてトップダウン型の体制により、草の根レベルの普及が不足していると伝えた。中国でプレーする匿名の欧州出身選手は、中国人選手が「技術的に優れている」ものの、「サッカーIQ」が欠けているとの見解を示したという。
「幼少期に本能的に学ぶクリエイティビティーや基礎的な判断力が、ここではあまり見られない」
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また、BBCは新型コロナウイルスのパンデミックが打撃となり、経済が失速した影響にも言及。そして中国サッカー界の汚職も問題視し、力をつけてきた日本と対照的な道を歩んだと伝えている。
「日本が過去20年でどんどん力をつけていった一方で、中国は一度もW杯に出場できていない」
「(スポーツ記者マーク・)ドレイヤーによれば、日本のアプローチは中国のそれと正反対だ。長期的ビジョン、政治的介入のなさ、そして商業的に精通しているクラブ構造である」
中国は2026年W杯アジア最終予選で2位以内に入ることができなくなった。プレーオフ進出も厳しいとみられ、出場枠が増えた北中米大会への切符も手にするのが難しくなっている。
急速に拡大しつつあった中国サッカーは、急速にしぼんでいくままとなるのか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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