「近年最大の失敗」混迷のユベントス、電撃解任のモッタ監督とクラブに痛烈批判!「自分は怪物級だと傲慢」「愚鈍だった」

2025年03月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「モッタ就任は興奮した。終わり方は残念」

解任されたモッタ監督。(C) Getty Images

 イタリアの名門が、2年連続でシーズン中の監督解任に踏み切った。

 ユベントスは3月23日、チアゴ・モッタ監督を解任し、後任にイゴール・トゥドール監督を招聘したことを発表した。

 イタリアメディアによると、契約は今季終了まで。チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得で1年の延長オプションがつく。ただし、クラブには7月末までに契約を解消できるオプションがあるという。

 ユベントスはセリエAで現在5位。来季のCL出場権を得られる4位ボローニャとは1ポイント差だ。

 昨季、ユーベはコッパ・イタリアで優勝したマッシミリアーノ・アッレーグリ元監督を解任。ボローニャをCL出場に導いたモッタを招き、多くの選手を獲得して改革に乗り出した。

 だが今季、チームはセリエAでドローが続き、優勝争いから脱落。CLではプレーオフ敗退でベスト16を逃し、コッパ・イタリアでは格下エンポリ相手に準々決勝で姿を消した。さらに、リーグ戦では直近の2試合でアタランタに0-4、フィオレンティーナに0-3と惨敗している。

 当初、ユーベは続投を強調していた。だが、イタリアメディアによると、インターナショナルウィーク中の指揮官との話し合いで、クリスティアーノ・ジュントリSDら上層部が見切りをつけたという。

 代役は、CL出場の目標を達成してもシーズン後に退陣の可能性がある条件を受け入れたトゥドールだ。現役時代にユーベでタイトルを手にし、指導者としてもアンドレア・ピルロ体制でアシスタントコーチを務めた。ユベントスでは3度目の挑戦となる。

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 アッレーグリ時代にピリオドを打ち、モッタと3年契約で新たなサイクルを築こうとしていたユーベだが、1シーズンもたなかった。地元紙『Tuttosport』によると、SNSではサポーターから様々な声が寄せられている。

「近年最大の失敗だ」
「いつジュントリは辞任するんだ?」
「(アッレーグリは)笑っているだろう」
「この沈みゆくユベントスで唯一勝ったのが彼(アッレーグリ)だ」
「トゥドールを愛する選手をひとり知っている(ドゥシャン・ヴラホビッチ)」
「イゴール、がんばれ。あのユニホームを着る意味をみんなに分からせろ」
「トゥドールがうまくやるかは分からない。でも、彼がユベントスを愛していることは分かっている」
「モッタの一番がっかりしたところは、グループのマネジメントや選手との関係構築。とにかくこうなって残念。でも、『もし』の悔いが残る」
「モッタ就任は興奮した。終わり方は残念。違うシーズンの終わりを期待していた。監督として彼が素晴らしいキャリアを築けるはずだと確信している」
「モッタがトリノでのレッスンを理解し、最低限の謙虚さを取り戻せば、キャリアを通じてうまくやるだろう。そうでなければ、高いレベルではすぐに終わる」
「監督がまずしなければいけないのは、ロッカールームをまとめることだ。モッタは最初からあらゆるハーモニーを壊した。もっと賢いと思っていたが、愚鈍だった」
「モッタは無能な人たちの犠牲者だった。自分が救世主だと思うようになるほどおだてられ、自分は怪物級だと傲慢にユベントスにやって来て、廃墟にして去っていった」
「これで何よりつらいのが(ニコロ・)ファジョーリ放出。ひとつも当てられないモッタの決断で、ユベントスの財産を手放した。フロントが強ければ、踏ん張っただろう。だが、様々な点で元監督の傲慢さのツケを払うことになる」
「面白いプロジェクトで、信じていた。でも、チーム・監督・サポーターの間に正しい結束がつくれないなら、事態は難しくなる。様々な理由でアイディアを伝えることができなかった。トライはしたが、おそらく(モッタの)タイミングではなかったのだろう」

 ファンが望むユベントスは戻ってくるのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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