デンマークでの２年目も二桁得点を達成した。ステップアップに向けて注目度は高まっている。

　ブレンビーに所属する鈴木唯人は、公式戦で二桁得点・二桁アシストを達成した昨季に続き、今季も10ゴールを達成している。特に11月からウインターブレイクをはさんで２月にかけ、６試合で６ゴールと得点力を見せつけた。

　当然、周囲からの関心も騒がれる。３月17日には、イタリアのメディア『Calcioline』が、セリエAの古豪ジェノアが鈴木に注目していると報じた。周知のとおり、ジェノアはかつて三浦知良がセリエA初の日本人選手として所属したクラブだ。

　今季のジェノアは序盤に苦しみ、11月にアルベルト・ジラルディーノ前監督を解任。フランス代表のレジェンドMFパトリック・ヴィエラ監督を後任に据えた。以降は６勝７分け４敗という成績。黒星を喫した相手は、ナポリ、ローマ、フィオレンティーナ、インテル。つまり格上にしか負けていない。

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　29節を終えて12位と、ジェノアはセリエA残留に近づいている。上層部は来季に向けたプランを練り始めているはずだ。そこに鈴木の名前があがってきたのだろうか。

　Calciolineは、獲得の際に700万ユーロ（約11億9000万円）が必要になるとの見通しを伝えた。鈴木にはイングランドやドイツのクラブも関心を寄せていると言われる。

　現在のセリエAでプレーする日本人選手は、パルマに所属する鈴木彩艶のみ。そしてパルマは降格圏に３ポイント差と、残留争いのまっただ中にある。

　来季、イタリアのトップリーグでサムライはプレーしているのか。そしてジェノアにカズ以来となる日本人選手が在籍する可能性はあるのか。今後の進展に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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