北中米ワールドカップ・アジア最終予選で、グループAの韓国代表は３月20日にオマーン、25日にヨルダンと対戦する。

　その韓国代表メンバーに選出されていたバイエルンのDFキム・ミンジェは、アキレス腱の怪我のために不参加となった。今シーズンは怪我を抱えながらプレーを続けており、韓国代表のホン・ミョンボ監督が酷使したバイエルンに怒りを露わにしているようだ。

　韓国メディア『Export News』は３月17日、「『ホン・ミョンボ監督、バイエルンを批判』とドイツメディアが大々的に報道」と題した記事を掲載。次のように伝えた。

「ホン・ミョンボ監督の発言にドイツの現地メディアが注目している。ホン監督が、韓国代表の主力DFであるキム・ミンジェが負傷のため今回の招集から外れたことについて、バイエルンがキム・ミンジェの負傷を防げなかったことを残念に思うと表明すると、ドイツメディアは関連ニュースを報じた」

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『Export News』によれば、ホン・ミョンボ監督は、28歳のCBについて、「皆さんもご存知の通り、キム・ミンジェはバイエルンでも我がチームでも非常に重要な選手だ」と切り出し、こうコメントした。

「バイエルンが予防措置として選手を保護しなかったため、重要な試合を主力選手なしでプレーしなければならなくなったのは残念だ。キム・ミンジェは昨年から負傷する危険な兆候が続いていた。我々はそれを十分認識していた。重要な試合だからといって、いまキム・ミンジェをチームに入れるのは正しくないと判断し、思い切って休養を与えた」

　記事は「キム・ミンジェは昨年10月からアキレス腱の負傷に悩まされており、ダヨ・ウパメカノ、伊藤洋輝、ヨシップ・スタニシッチなど他の選手が負傷で出場できないなか、やむを得ず試合に出場した。キム・ミンジェは試合出場のため鎮痛剤を服用し、闘志を見せた」と状況を説明。ドイツメディア『Sport１』の報道を紹介している。

「キム・ミンジェがワールドカップ予選に出場できず、ホン・ミョンボ監督は腹を立てているようだ」

　韓国の最終ラインを支える重要戦力だけに、指揮官としては頭が痛いところだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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