日本代表戦へ弾みをつける２発だ。

　現地時間３月16日に開催されたエールディビジ第26節で、上田綺世が所属するフェイエノールトは、トゥベンテと敵地で対戦。６－２で大勝した。

　今月上旬のチャンピオンズリーグで怪我から復帰した上田は、リーグ戦では１か月半ぶりに先発。すると開始10分、豪快なヘッドで先制点を挙げれば、２－０で迎えた23分にグラウンダーのクロスに上手くワンタッチで合わせ、追加点を奪ってみせた。

　26歳の日本代表FWは、昨季にフェイエノールトに加入以来初の２ゴールで、今季の得点数を７（リーグ戦では５）に伸ばした。
【動画】フェイエノールト上田綺世の鮮烈２ゴール！

　CFとして確かな結果を残した背番号９に称賛が集まるなか、ロビン・ファン・ペルシ監督も非常に満足している様子だ。現地メディア『HBVL』によれば、かつてアーセナルやマンチェスター・ユナイテッドでゴールを量産した41歳のスーパーレジェンドは、「彼にはトップストライカーの素質がある」と力強く語った。

「彼は基本的にストライカーが持つべきものを全て持っている。全てのストライカーが憧れるクオリティがある。彼はまた、学びにとことん貪欲で、懸命に取り組んでいる。上達するためにあらゆる努力をしている。私はただ、彼をちょっとだけ刺激してあげればいいんだ。今日、ウエダはコンビネーションプレーやターゲットマンとしても非常に重要だった」

　森保ジャパンは北中米ワールドカップ最終予選で、今月20日にバーレーン、25日にサウジアラビアといずれも埼玉スタジアムで相まみえる。ファン・ペルシ監督から高い評価を得ているストライカーの存在は、非常に大きい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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