現地３月12日、チャンピオンズリーグ（CL）のラウンド16第２レグで、アトレティコ・マドリーとレアル・マドリーが前者のホームで激突した。

　この"マドリード・ダービー"で、第１レグは２－１でマドリーが制したなか、今回の第２レグでは、アトレティコが開始早々に先制する。キックオフからわずか28秒、右サイドでパスを受けたデ・パウルのグラウンダーのクロスがディフレクションしたところにギャラガーが反応。右足のダイレクトで押し込んだ。

　２戦合計２－２に追いついたホームチームは25分にも、相手のクリアを拾ったアルバレスがドリブルで敵陣ペナルティエリア内に侵入。左足で強烈なシュートを放つも、GKクルトワの好守に阻まれる。

　一方のマドリーはボールを握って試合を進めるも決定機を作れず。このままアトレティコが１－０とリードして前半を終える。
【動画】アトレティコが電光石火の開始28秒弾！

　後半に入って47分、アトレティコはグリーズマンとのコンビネーションからアルバレスがミドルを狙うも、GKクルトワにセーブされる。

　マドリーは68分にカウンターからドリブル突破を図ったエムバペが敵陣ボックス内でラングレに倒されてPKを獲得。これをヴィニシウスが蹴るも、ゴールの上に外してしまう。

　アトレティコは90分、浮き球のボールに抜け出したコレアが巧みなタッチからボレーを放つも、惜しくも枠を捉えられなかった。このまま90分を終了して、延長戦に入る。

　その延長戦でもスコアは動かず、勝負の行方はPK戦へ。アトレティコは２人目のアルバレスがネットを揺らすも、スリップした際にボールに２度触れたとして失敗と判定される。さらに４人目のマルコス・ジョレンテのキックもクロスバーを叩いた。一方、マドリーは４人が成功し、４－２で制してベスト８進出を決めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】「もっと使うべき」「出すの遅すぎる」CL敗退のリバプール、遠藤航の起用法に不満噴出！「攻撃する時間が増えるのになぜ使わない？」

【画像】"世界一美しいフットボーラー"に認定されたクロアチア女子代表FW、マルコビッチの魅惑ショットを一挙お届け！