中村が健在示す1得点・1アシスト! 2位・川崎はポジティブなステージ最終戦

2016年06月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

大塚が5年ぶりのゴール、復帰した中村が追加点。

中村が狙い澄ました左足のシュートで追加点を奪う。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

[J1・第1ステージ17節]川崎 2-0 大宮 6月25日/等々力

 ステージ優勝こそ逃したものの、川崎は年間優勝に向けてポジティブな形で第1ステージを終えた。

【PHOTOギャラリー】主将・中村憲剛が1得点・1アシスト!

 ホームに大宮を迎えた一戦は、中村憲剛からのスルーパスを受けた大塚翔平が5シーズンぶりのゴールで先制。さらに後半、腰痛から復帰した中村が狙い澄ましたファインゴールで突き放し、2-0で勝利を収めた。

 前節、福岡とのアウェー戦を勝ち切れず首位陥落。今節、鹿島が引き分け以下で終われば逆転優勝の芽も生まれたが、現実は甘くなかった。鹿島が3-0で勝利し、川崎は2位で第1ステージを終えた。

 それでも、川崎は序盤から持ち前のパスワークで大宮を翻弄。約60パーセントのボール保持率で大宮を押し込んだ。今季最多2万6000人を超えるサポーターの前で、終始川崎らしいサッカーを展開してみせた。

 2点をリードした終盤には、大宮にやや押し込まれる場面もあったものの、相手のシュートに対して大島が身を投げ出してブロックに向かうなど気迫溢れるプレーが随所に見られた。

 タイムアップのホイッスルが鳴った瞬間、スタジアムは温かい拍手に包まれた。またもタイトル奪取はお預けとなってしまったが、シーズンは半分を折り返しただけ。年間順位、さらにその先のチャンピオンシップに向けて戦いはまだまだ続く。
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