「あの日の記憶とともに…」浦和が東日本大震災から14年で声明「被災されたみなさまに寄り添った支援活動を続けていく」

2025年03月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「被害に遭われたすべてのみなさまに心よりお見舞い申し上げます」

東日本大震災発生から14年となり、浦和が声明を発表した。(C)SOCCER DIGEST

 東日本大震災発生から14年が経った3月11日、浦和レッズが公式サイトで声明を発表した。

「東日本大震災の発生から14年が経ちました」と報告した浦和は、震災の被害に遭った方々に向けて、次のようにコメントした。

「時が経つにつれ、被災地の風景は日々変わりつつありますが、あの日の記憶とともに、今もなお困難な状況に直面している方々がいることを忘れてはなりません。改めて、震災の犠牲になられたみなさまのご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われたすべてのみなさまに心よりお見舞い申し上げます。また、被災地の復興に向けて尽力されているすべてのみなさまに、深く敬意を表します」
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 また、クラブがこれまで行なってきた支援活動の継続を強調した。

「浦和レッズは震災以降、微力ながら復興支援の一環として、『国連の友アジアーパシフィック』と連携し、東日本大震災等支援プロジェクトを継続してまいりました。『東日本大震災等支援金募金活動』やホームゲーム開催時の復興支援活動の写真展の開催、そして2011年より継続して実施をしている東日本大震災支援プロジェクト『ハートフルサッカー in 東北』では、これまで約5,500名の子どもたちに向けてサッカー交流会を開催し、サッカーを通じた『こころ』のケアを行うなど、支援の形を変えながらも、被災地のみなさまとのつながりを大切にしてきました。これらの活動を通じて、子どもたちが笑顔を取り戻し、サッカーを楽しむ姿は、私たち自身の大きな力となっております。

 近年、日本各地で自然災害が相次いでいますが、震災の記憶を風化させないことはもちろんのこと、これからの時代に求められる支援のあり方を模索し、浦和レッズにできる最善の方法で被災されたみなさまに寄り添った支援活動を続けていくことが重要だと考えています。

 浦和レッズは今後も、地域や社会の一員として、被災された方々への支援と交流を継続していくとともに、未来に向けて、より多くの人々が安心して暮らせる社会づくりに貢献してまいります」

 続けて、「私たち浦和レッズだけで実現できる活動には限りがあり、みなさまの温かいご支援が不可欠です。今後も大きな自然災害などが発生しないことを強く願いながらも、有事の際には、みなさまおひとりおひとりの気持ちが私たちの大きな力となります。これまでも、そしてこれからも、浦和レッズファミリーの力をひとつにし、共に歩んでまいりましょう。
今後とも、みなさまのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます」と呼び掛けた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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