現地時間３月９日に開催されたプレミアリーグ第28節で、勝点33で15位に沈むマンチェスター・ユナイテッドと、冨安健洋（怪我で離脱中）が所属する同54で２位のアーセナルが、前者の本拠地オールド・トラフォードで激突した。

　立ち上がりから押し込んだのは、５日前にチャンピオンズリーグでPSV相手に７発を叩き込んだアーセナルだ。圧倒的にボールを保持し、チャンスを作るものの、なかなか先制点を奪えない。32分にはペナルティエリア手前でパスを受けたトロサールが、巧みなトラップから右足を振り抜くが、枠の右に外れる。

　不本意なシーズンを送っているユナイテッドは、45＋２分にガルナチョの仕掛けにより、ゴール手前の好位置でFKを獲得。キャプテンのブルーノ・フェルナンデスが、右足で狙いすましたシュートを放つと、ゴール右に吸い込まれ、見事に先制に成功する。

　勢いに乗るホームチームはさらに、後半に入って54分に追加点の決定機が到来。ダロのクロスに反応したマズラウィがボレーで合わせるも、GKラヤのビッグセーブに阻まれる。
【動画】どちらも一流の一撃！マンU対アーセナルで生まれた２ゴール

　追いかけるアウェーチームは、71分にペナルティエリア手前でのFKから、ウーデゴーが左足で狙うも、壁に入ったカゼミーロにヘッドで跳ね返される。

　それでも74分、ティンベルのお膳立てで、ライスがカーブをかけた絶妙なシュートで叩き込み、アーセナルがついに同点に追いつく。一気に逆転へ、82分にはマルチネッリがペナルティエリア右から鋭いシュートを飛ばすが、相手守護神オナナの好守に遭う。

　その後、互いにビッグチャンスを作るも、勝ち越し点は生まれず。大白熱のビッグマッチは勝点１を分け合う結果で終わった。

　アーセナルと、１試合消化が多い首位のリバプールの勝点差は、今節を終えた時点で「15」となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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