現地時間３月８日に開催されたプレミアリーグ第28節で、三笘薫を擁する８位のブライトンは、勝点１差で９位のフルアムとホームで対戦。２－１で逆転勝利し、公式戦６連勝を達成した。

　勝負を決める１点を奪ったのは、タイムアップ寸前だった。41分にヤン・ポール・ファン・ヘッケが同点弾を挙げるも、勝ち越し点はどうしても奪えずにいた90＋８分、ジョアン・ペドロが土壇場でPKをゲット。これをペドロ自らきっちり成功させ、スタジアムはお祭り騒ぎとなった。

　86分にベンチに下がるまで攻守で奮闘した三笘は、『U-NEXT』のインタビューに対応。「どっちに転んでもおかしくない試合だったけど、１失点してから慌てずに前半のうちに返せたのが大きかった」と手応えを示した。さらに、チャンピオンズリーグをはじめとした欧州カップ戦の出場に向け、「（今回の勝点３獲得が）今後に響いてくるのは間違いない」と断言した。
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　日本代表MFのプレーで印象的なシーンを挙げるとすれば、２つだ。１つはヤンクバ・ミンテのラストパスにワンタッチで合わせ、ネットを揺らしたものの、ミンテのオフサイドが取られ、ノーゴールとなった55分の場面。

　そしてもう１つは、敵陣ゴール前から自陣へ必死に戻り、絶妙なスライディングでピンチを防いだ73分の場面。素晴らしい守備を見せ、大きな拍手が起こった。この時のプレーに関して問われると、三笘はより高い意識を覗かせた。

「チームとしては、僕自身がもっと高い位置でプレーする方が良い。ああいう局面は中々作って良いことではないけど、ああいう局面でもしっかりと戻って、最後のところでやらせなければ、またチャンスは来る。そういうところは監督にも求められているし、やらないといけないけど、ああいうシーンはなるべく少なくして、もっともっと自分たちがボールを握りたい」

　来週に行なわれる次節は、敵地でのマンチェスター・シティ戦だ。27歳のエースは最後に「アウェーはもちろん難しいし、ボールを持たれるのが予想されるなかで、しぶとく守備をしないといけない。もっと自分たちが効率的にゴールを取れるように、また今週練習していきたい」と決意を示した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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