現地時間３月５日に開催されたチャンピオンズリーグのラウンド16第１レグで、バルセロナはベンフィカと敵地で対戦。22分にパウ・クバルシが一発退場になるも、61分にショートカウンターからラフィーニャが奪ったゴールを守り切り、１－０で先勝した。

　試合の大半で数的不利を強いられる非常に苦しい展開だった。しかし、昨季限りでの現役引退から電撃復帰した守護神、ヴォイチェフ・シュチェスニーを中心に堅守を光らせ、決してゴールを割らせず。10人でポルトガルの強豪の攻撃をシャットアウトした。

　クラブ公式サイトによれば、今季からバルセロナを率いるハンジ・フリック監督は、試合後の会見で「チームを誇りに思う」と手応え十分に語った。

「10人でプレーするのは簡単ではなかった。私たちは本当によくやった。ファンタスティックな守備だった。『よくやった』としか言いようがない。全員が全力を尽くし、上手く反応し、コンパクトにプレーできた」
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　特に、34歳のGKのパフォーマンスが印象に残っているようだ。

「我々には偉大なキーパーがいる。彼は私たちを救い、クリーンシート（無失点）に導いてくれた。彼がどれだけ優れているかは知っているよ。毎日トレーニングで見ているからね」

　もっとも、準々決勝進出はまだ決まっていない。ドイツ人指揮官は最後に、11日の再戦に向けて「我々は良い位置にいるが、サッカーでは色々な出来事が起こり得る。セカンドレグは厳しい戦いになるだろう。準備をしなければならない」と気を引き締めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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