現地時間３月５日に開催されたチャンピオンズリーグ（CL）のラウンド16第１レグで、遠藤航が所属するリバプールは、パリ・サンジェルマンと敵地で対戦。遠藤と同じく終盤に投入されたハービー・エリオットが87分に決勝点を挙げ、１－０で先勝した。

　シュート数は２－28。圧倒的に攻め込まれる非常に苦しい展開のなか、勝利の立役者となったのが、アリソン・ベッカーだ。頼れる32歳のブラジル代表GKはビッグセーブを連発。まさに守護神と言える神がかり的な活躍を見せ、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いた。

　アルネ・スロット監督も大絶賛だ。英公共放送『BBC』によれば、今季からリバプールを率いるオランダ人指揮官は、満足そうにこう語った。

「私は監督として何人かの非常に優れた選手を擁してきたが、今まで世界最高のゴールキーパーはいなかった。今日、彼は世界最高であると証明してくれた」
【動画】まさに神！リバプール守護神の神セーブ

　また、敵将のルイス・エンリケも試合後に、リバプールの背番号１に言及した。

「この試合をポジティブに考えるのは難しい。我々は勝利に値した。リバプールのベストプレーヤーはゴールキーパーだった。サッカーは何度も不公平になる。失うものは何もない。リバプールとの再戦の準備はできている。もちろん、やるつもりだ」

　両監督を含め、誰もがアリソンに触れずにはいられないほど、記憶に残るハイパフォーマンスだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】「ライジングスターだ」英強豪チェルシーが22歳日本人を獲得か。現地メディアは"最も理想的"と太鼓判「賭けに出る価値はある」

【記事】「MFで得点王は凄い」「今までにいないタイプ」槙野智章が"規格外"の19歳日本人に驚嘆！ 将来のバロンドール獲得も「あるんじゃないですか」