古橋亨梧は、カタール・ワールドカップの日本代表メンバーに選ばれなかったことへの悔しさを隠さなかった。この冬、セルティックからレンヌに移籍すると決断したことにも影響しただろう。

　だが、ここまで新天地での状況が厳しいのは周知のとおりだ。移籍後、デビュー前にホルヘ・サンパオリ前監督が解任され、ハビブ・ベイェ監督が就任。初戦こそスタメンに名を連ねたが、以降の４試合で古橋は１試合に途中出場したのみ。ゴールがないだけでなく、ピッチに立つ機会も限られている。

　古巣セルティックの関係者やそのサポーター、彼らを追う地元メディアにとって、アイドルだった古橋の苦境は意外だろう。

　専門サイト『Celts Are Here』は３月３日、「セルティックファンにとって、あれだけ愛された選手が出場機会を得るのに苦しんでいるのを見るのはフラストレーションのたまることだ」と報じた。

「キョウゴはグラスゴーでの日々において、チームが安定してタイトルを獲得するのに重要な役割を担った。多くのサポーターが、フランスで事態を好転させられることを願っているだろう。だが、すぐに一定の出場時間を得るようにならない限り、１月の移籍が正しかったのかどうか疑問が生じるのは避けられないだろう」

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　また、『Daily Record』は「フランスのファンとメディアは、すでにキョウゴのレンヌでの将来を疑問視している。レンヌ支持のジャスティン・ファーブ記者は、早期退団を予想した」と報道。同記者が『Jeunesfooteux』でシーズン後の再移籍にも言及したと伝えている。

「キャスティングのミスだろうか？ CFの位置でアルノー・カリムエンドをあてにするほうを好むベイェ監督による選択ではないのだ。フルハシは我慢しなければいけないだろう。次の移籍市場で彼が荷物をまとめて去っても驚きではないというのが我々の意見だ」

　加入直後の監督交代が大きく影響したことは間違いない。ただ、監督交代後、レンヌが５試合で４勝１敗と成績を改善しているのも確かだ。このまま古橋はチャンスを得るのに苦しむこととなるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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