現地時間３月４日に開催されるチャンピオンズリーグ（CL）ラウンド16の第１レグで、前回王者のレアル・マドリーは、アトレティコ・マドリーとホームで対戦する。大舞台で実現するマドリーダービーを前に、ヴィニシウス・ジュニオールが会見に出席し、注目の去就に言及した。英公共放送『BBC』が発言を伝えている。

　24歳のブラジル代表FWは、2018年に母国のフラメンゴからR・マドリーに加入。それ以来、印象的な活躍を続け、強力攻撃陣を牽引している。

　白い巨人にフィットし、強い愛着を持っているようで、サウジクラブからの巨額オファーも報じられるなか、考えは極めて明確だ。

「契約は2027年まであるから、僕はとても落ち着いているよ。できるだけ早く契約を更新したい。ここで満足しているよ。世界最高の選手たち、最高の監督、最高の会長、最高のファンと一緒にプレーするという、夢のような日々を過ごしている。ここでは、みんなが僕をとても愛してくれている。これ以上の場所はないよ。

　僕の子どもの頃の夢は、ここでプレーすることだったんだ。今、僕はここに辿り着き、自分の物語を書いている。すでに優勝を経験したけれど、まだまだ優勝できるし、クラブの歴史に名を刻むことだってできる。多くの良い選手、レジェンドがここにいるなかで、僕も彼らのようになりたい」
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　名を刻むといえば、昨年10月に授賞式が行なわれたバロンドールでは、受賞を本命視されながら、マンチェスター・シティのロドリに譲る結果に。また、その際、落選の情報をいち早くキャッチしていたR・マドリーは、クラブ全体で授賞式への参加をボイコットし、世界騒然となった。

　ヴィニシウスはこの欠席に関して聞かれ、こう答えた。

「クラブに言われた通りにした。クラブからマドリードに残るように言われたので、僕は落ち着いて残った。今は次を待っている。あれだけ受賞に近付いたんだ。手にしたいと思うよ」

　バロンドール獲得のためにも、自身３度目のCL制覇を果たせるか。まずは同じ街のライバル、アトレティコを撃破しなければならない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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