「何一つとして後悔はありません」元なでしこJのエース永里優季が37歳で現役引退を電撃発表。代表で通算132試合58得点、11年W杯制覇にも貢献「最高のサッカー人生でした」

2025年03月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

2001年に日テレベレーザでキャリアをスタート

現役引退を発表した永里。(C)Getty Images

 元なでしこジャパンのエース、永里優季(ヒューストン・ダッシュ)が日本時間3月4日、自身のインスタグラムを更新。現役引退を発表した。

 現在37歳の永里は、2001年に日テレベレーザでシニアでのキャリアをスタート。ドイツ、イングランド、アメリカ、オーストラリアを渡り歩き、男子チームのはやぶさイレブン(神奈川県リーグ2部)でもプレーして話題となった。

 長らくエースとして活躍した日本女子代表では132試合に出場し、58ゴールをマーク。2011年の女子ワールドカップ制覇にも貢献した。

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 稀代のストライカーは同日、自身のブログも更新。「この度、プロサッカー選手永里優季としての章を閉じることにしました。何一つとして後悔はありません。最高のサッカー人生でした」と切り出し、思いを綴った。
 
「燃え尽きるまでやり切った。このステージでプレーする気力を完全に使い果たしました。プレーする情熱やエネルギーが尽きたことを自分自身が納得できる形で受け入れることができたし、サッカー人生の中でどんな環境でも戦い続け、挑戦し続けてきた過程で、ようやく自分が求めていたものに辿り着き、もう十分やり切ったとやっと思えることができました」
 
「私にとって『サッカー選手としての道を終えること』は、単に何かを手放すことではなくて、新しいミッションを見つけたことでもあります。次のステージへ進む覚悟がやっと持てたのかなと、今はとても晴れやかで、スッキリとしています。2010年1月にドイツポツダムに渡る時、『成功するまで日本には戻らない』と決意して海を渡ってから15年。振り返らずにとにかく前だけを見つめて走り続けた結果、もうこんなに時が経っていました」
 
「何が成功の定義なのかはわからないけど、本当に沢山の人との出会いがあり、経験尽くしたって言い切れるほど頂点から底辺までを経験し、本当に何も思い残すことはないと言い切れるまでやり切ったと感じています。挑んで戦っては傷つき、傷ついた数は計り知れず沢山涙を流し、たまに笑って喜んだり。この30年間のサッカー人生は、想像していたよりも濃くて激しくて、一人じゃとても生き抜いてこれなかったなと強く感じています」
 
「辛く苦しいことばかりが多く思い出されるし、それなりに楽しく感じるようになったのはキャリアの終盤に差し掛かってからだったけど、それはそれで最高のサッカー人生でした。サッカーやりたくなかったのにこんなに長くサッカーやるとは思っていなかったけど、やっと最後はなりたかったサッカー選手に少しでも近づけたかなという気持ちです」

 日本サッカーの歴史を作った名手が、スパイクを壁に掛けた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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