現役時代は天才と呼ばれたストライカーが、ドイツで評価が急上昇している日本人ボランチに"一目惚れ"したようだ。

　３月１日に行なわれたブンデスリーガの第24節で、佐野海舟が所属するマインツが強豪RBライプツィヒとホームで対戦。２－１で接戦を制し、チャンピオンズリーグ（CL）出場圏内の４位に浮上した。

　快進撃を続けるチームで、開幕から全試合スタメン出場を続けている佐野は、この一戦でもダブルボランチの一角で攻守に躍動。持ち味のボール奪取で決勝ゴールの起点となるなど、随所に存在感を発揮した。
【動画】決勝点を演出した佐野海舟の圧巻ボール奪取
　この試合を配信したABEMAで解説を務めた元日本代表FWの柿谷曜一朗氏は試合後、その24歳にオンラインでインタビューを実施。「初めまして。90分間初めて見させていただいて、今日でファンになりました」と活躍ぶりを称えた。
 

　佐野が「ありがとうございます。嬉しいです（笑）」と笑顔を見せると、「ライプツィヒの攻撃陣は、一人で勝負を決められる選手が多かったと思いますけど、とくに良かったという選手はいましたか？」と質問。

「常に嫌なところにいた」という返答に、「全部止めてたんで。『全然たいしたことなかったです』と言ってもらいたかったんですけど（笑）」とジョークを飛ばした。

　いくつかやり取りをした後、柿谷氏は「ほんまに90分間、試合しました？ 僕はインタビューの時、もっと汗だくでぜーぜーしてた感じだったんですけど、爽やか過ぎません？」と、落ち着いて受け答えする佐野の姿に驚嘆。マインツのダイナモが「まだ走れます」と笑うと、「そうですよね。それが聞けて嬉しかったです」と締めた。

　初めて解説者としてしっかり試合を見て、佐野のプレーにすっかり感銘を受けたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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