日本代表MFが指揮官から叱責で現地騒然。地元メディアは「ファンは称賛しているが、監督は満足していない」

2025年03月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼が移籍してから何度かあったようだ」

決定機を外して悔しがる田中。(C)Getty Images

 厳しい姿勢は、期待の裏返しということか。

 今季のリーズにおける田中碧の貢献度は周知のとおりだ。10月にレギュラーの座を手にしてから、中盤に欠かせない主力として活躍。移籍金の低さもあって、リーグ有数のヒット補強と評価されている。

 もちろん、ダニエル・ファルケ監督も田中への信頼を強めているだろう。ただ、リーズがWBAと1-1で引き分けた3月1日のチャンピオンズシップ(イングランド2部)第35節では、指揮官が日本代表MFに怒りを表す場面があり、話題となった。

 専門サイト『Leeds United News』は3月2日、これについて「タナカがファルケの怒りの理由だったことは、彼が移籍してから何度かあったようだ」と報じている。

「必ずしも悪いことではない。だが、ボスは彼に大きく期待し、要求しているようだ。今季、タナカの能力はリーズを支えてきた。ファルケは彼のチーム内での地位をもっと高めようとしているのかもしれない」
【動画】田中碧がまさかの決定機逸
 同メディアは「ファンは称賛しているが、ファルケはタナカに完全に満足してはいない」と続けた。

「指揮官の要求にもかかわらず、タナカはリーズでとても幸せだ。ボスの檄は、さらなる向上に駆り立てるかもしれない。WBA戦のことが一度限りなのは疑いないだろう。ただ、タナカはファルケの怒りに気をつけなければいけないだろう」

 長いシーズンを通じ、すべての試合で90分を通じて完ぺきであることは不可能だ。主力であっても、監督から叱責されるときもある。ただそれで、評価が揺らぐことはないだろう。田中の今季の奮闘は、誰の目にも明らかだ。

 チャンピオンシップの首位に立つリーズは、プレミアリーグ昇格に向かっている。さらなる高みで活躍するためにも、指揮官は田中に愛のムチを入れたのかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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