遠藤航が所属するリバプールは現地２月26日に開催されたプレミアリーグ第27節で難敵ニューカッスルとホームで対戦。２－０で快勝を収めた。

　この試合で77分から途中出場した遠藤は、持ち前のデュエルの強さを発揮。ピンチの芽を摘む守備を披露し、いつも通りクローザーの役割を完遂した。

　試合後、アルネ・スロット監督は「彼を選手としてだけでなく、人間としてもとても高く評価している」とその日本代表MFを絶賛した。

「チームが彼を何分必要としているかにかかわらず、いつも出場してくれる。同じような境遇の選手たちは、良いトレーニングをするエネルギーが必ずしも湧くわけではないが、彼はそれが何曜日であっても、プレーしたかどうかに関係なく、常にベストを尽くしてくれる。その結果、チームが彼を求めている時には、いつも現れる。今日のようなパフォーマンスを見せてくれたことは大きな称賛に値する」

　このコメントを受けて、英国メディア『TBR FOOTBALL』は「アルネ・スロットは、アンフィールドの舞台裏で『リーダー』になりつつあるリバプールの1600万ポンドの選手に対する考えを変え始めている」と見出しを打ち、次のように伝えた。

「リバプールの控え選手の一人は夏にアンフィールドを去ると予想されていたが、アルネ・スロット監督のチームにますます大きな影響力を持ち始めている」

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　同メディアは「デイリーメール紙によると、遠藤航はロッカールームでの影響力が増しているため、夏にリバプールを去る可能性は低くなってきているという。この日本代表選手は退団が噂されていたが、現在ではアンフィールドでカルト的な人気を獲得し始めている」と続けた。

「スロットは移籍金1600万ポンドの選手のロッカールームでの態度とリーダーシップを大いに気に入っていると見られており、それによって彼はレッズにとって重要な選手に変身する可能性がある。スロット監督はすでにエンドウを高く評価しており、シーズン終盤にチームにとって重要な選手になると予想している」

　記事は「スロット監督は、エンドウがトレーニングで見せている姿勢と、出場時間が限られているにもかかわらず常にベストを尽くしている点を称賛した。わずか13分間のプレーだが、レッズが勝利して貴重な３ポイントを獲得できるよう、信じられないほど懸命に働いた」と賛辞を贈っている。

　放出候補から重要戦力へ。指揮官もサポーターも、背番号３に確かな信頼を寄せているのだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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