２月26日、韓国サッカー協会の第55代会長選が行われ、現職のチョン・モンギュ会長が４選を果たした。韓国メディアが一斉に報じた。

　今回の会長選には、チョン・モンギュ会長のほか、ホ・ジョンム元韓国代表監督、明知大学記録情報科学大学院スポーツ記録分析学科のシン・ムンソン客員教授の３人が立候補。有権者192人のうち183人が参加した投票で、チョン氏が最多の156票（85.2％）を獲得し、圧倒的な差で当選を果たした。ホ氏は15票、シン氏が11票、無効票が１票だった。

　チョン・モンギュ会長はファンからは不人気で、解任を求める声が小さくなかったのに、なぜ圧勝だったのか。『スターニュース』は「『チョン・モンギュ、出て行け！』と叫んだファンと違った。サッカー関係者は85％の指示」と見出しを打ち、こう伝えている。

「これまでチョン・モンギュ会長に向けた世論は冷たかった。特にファンの反応が良くなかった。A代表の試合がホームで開かれた時、観客席では『チョン・モンギュ、出て行け！』が飛び出した。会長に野次を飛ばすこともした」

「だがサッカー関係者の心はファンの心と違った。全国のサッカー協会長とKリーグ１の代表理事、全国連盟会長などの代議員、選手、指導者、審判などサッカー関係者で構成された選挙人の大部分はチョン・モンギュ会長を支持した」

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　また、『スポータルコリア』も「国民の反感にもかかわらず、チョン・モンギュ氏が得票率で圧倒。競争すらなかった」と綴っている。

「チョン・モンギュ会長が結局４選に成功した。多くの論争と雑音にも圧倒的な得票で４選に成功し、競争が無意味だったことを示した」

　韓国代表のユルゲン・クリンスマン前監督の選任や、解任後の不透明な後任人事などで批判を浴びていたチョン・モンギュ会長。国民の信頼を取り戻せるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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