セルティックのFW前田大然の勢いが止まらない。レジェンドOBからもジョークが飛んだ。

　前田は２月25日、スコットランドリーグ第28節のアバディーン戦で２ゴールをマーク。５－１と大勝したセルティックに再び貢献した。前半に先制点をあげると、後半アディショナルタイムにはダメ押しの５点目を決めている。

　これで前田は今季のリーグ戦で11得点。冬に移籍した古橋亨梧（10得点）を上回り、首位に１点差の得点ランク２位に浮上した。公式戦では25ゴールと得点力を爆発させている。ブレンダン・ロジャーズ監督からも賛辞が寄せられた。

　専門サイト『Celts Are Here』によると、イングランド・プレミアリーグで得点王にも輝いたセルティックOBのクリス・サットンは、その得点力と動き回る走力に仰天。英衛星放送『Sky Sports』で「おそらく彼は今夜、家にも走って帰るんじゃないか。マエダがまたゴールだ」と、冗談を口にしている。

　Celts Are Hereは「またもマエダの疲れ知らずの働きぶりの一例だ。そのクオリティで彼はパークヘッドでファンの人気者となった」と、日本代表FWを称賛した。

「試合開始の笛からマエダは最高のエネルギーでコンスタントにアバディーン最終ラインにプレッシャーをかけ、ミスを誘った。止まることのない走りで、後方からプレーしようとするアバディーンの狙いを阻んだ。マエダは絶え間ないプレスで知られ、決して疲れないかのよう。DFにとっては悪夢だ。終了間際に報われたのも驚きではない」
【動画】ゴール量産！前田大然の圧巻２ゴール

　同メディアは「サットンはしかるべきときに称賛することをいとわない。マエダの働きぶりに対する感嘆はコメントから明らかだ。彼はいつもエンブレムのために全力を尽くす選手を評価する」と続けた。

「マエダはそのスピリットを体現しているのだ。素晴らしいスタミナと、守備に戻る意欲で、セルティックを攻守両面で堅実にさせている」

「マエダのセンセーショナルな好調ぶりが、セルティックを再びの三冠に向けてプッシュするだろう。こういったパフォーマンスであれば、ロジャーズのチームで最も信頼できる選手のひとりだと証明している。彼の尽きることないエネルギーは、DFたちにとっての悪夢であり、セルティック・サポーターにとっての夢だ」

　破竹の勢いを見せる前田は、どこまでゴール数を増やすのか。国内での覇権維持を目指すセルティックでのさらなる活躍に期待だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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