「エンドウはリバプールの重要な資産だ」放出候補→不可欠な戦力となった遠藤航を地元メディアが称賛!「スロット監督の信頼が増し始めている」

2025年02月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「序列低下を受け入れるのは、簡単なことではない」

ここにきて重要性がクローズアップされている遠藤。(C)Getty Images

 リバプールの遠藤航にとって、シーズン前半戦はつらい日々だった。就任したアルネ・スロット監督がライアン・フラーフェンベルフを重用。若きオランダ代表が活躍したこともあり、日本代表キャプテンはポジションを失った。

 だが、シーズンも残り約3か月となり、遠藤は改めて重要性を評価されている。指揮官からの賛辞も増した。先発出場の機会が少ないことは変わらない。ただ、自らの役割をハイレベルでこなす背番号3を称賛する声が増えているのは周知のとおりだ。

『LiverpoolWorld』は2月25日、「スロットはフラーフェンベルフを好んでいるが、エンドウはリバプールにとって重要な資産であることを証明している」と報じた。

「先発レギュラーからの序列低下を受け入れるのは、簡単なことではない。だが、スロットがエンドウへの信頼を増し始めているのは明らかだ。そしてそれは報われてきた」

 遠藤はクローザーとして貴重な貢献を見せている。スロットが彼を使わず、チームが逃げ切りに失敗し、周囲が批判したのも一度ではない。

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 同メディアは「ジェイミー・キャラガーは先日、スロットが『信頼していない様子』のひとりと評した。だが、スロットの最近の発言は、リードしている試合を締めくくるのにエンドウがもたらせるインパクトに留意していることを示している」と続けた。

「マンチェスター・シティでスロットは守備的な姿勢を強め、試合を終わらせるのに役立てようとエンドウを投入した。そして日本代表はタックル2回、クリア1回、ドリブル2回を記録。重要な3ポイントの獲得に貢献した。ウォルバーハンプトン戦でもエンドウは投入され、抑えるのに役立っている。エバートン戦、ユナイテッド戦、ニューカッスル戦などのドローと比べると、非常に対照的だ」

 LiverpoolWorldは「エンドウは自分の役割に対して献身的で、本当に大きく貢献している。ユルゲン・クロップが早くから見いだしていたことだ」と、改めて活躍をたたえた。

「スタメンとして使われていたのが、時に途中出場すらなくなるのは、失望かもしれない。だがそれでも、エンドウには重要な役割がある。今季のリバプールがプレミアリーグで優勝したら、エンドウは優勝メダルを主張できる選手だ。常にレギュラーとしての役割をこなしたわけではないにもかかわらず、重要なブロックや守備での献身で、ほかの選手たちと同じように重要な貢献をしてきた」

 放出の有力候補とも言われたなかで、この挽回は見事というほかない。ただ、遠藤はもっと上を目指しているだろう。プレミア王座奪還に向かうリバプールで、どれほど地位を取り戻せるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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