「マンUを取り巻く全てが葬式」ベティスOBが“別人”アントニーを称賛&レンタル元を酷評。英紙も同調「ついに地獄から脱出」

2025年02月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼自身ではなく、コーチングの問題だった」

イングランドを離れ、スペインで新たなスタートを切ったアントニー。(C)Getty Images

 今冬にマンチェスター・ユナイテッドから、ベティスにレンタル移籍したアントニーが絶好調だ。今季、加入3年目のユナイテッドではリーグカップでの1点に留まっていたものの、活躍の場を移した途端に3ゴール。まるで別人のようなパフォーマンスを披露している。

 一体なぜか。「ブラジル人ウインガーは、1月にベティスへ半年間の移籍をし、地獄のオールド・トラフォードからの脱出ルートをついに見つけた」と綴った英紙『The Sun』によれば、ベティスのレジェンドOBガビーノ・ロドリゲス氏が背景を分析した。

 現在60歳で世代別スペイン代表でのプレー経験もあるロドリゲス氏は、ユナイテッドのルベン・アモリム監督と比べ、新たに指導を受けるマヌエル・ペレグリーニ監督との相性の方が良いと考えているようだ。

「ベティスで良いスタートを切ったね。すぐに点を決めたし、ハングリー精神が感じられる。ファンはとても喜んでいるよ。アントニーがペレグリーニのシステムに上手くハマるのは間違いない。監督は攻撃的なサッカーを好むからね。よく合うタイプの選手だ。別の監督の下では、彼はあらゆる面で苦戦を強いられるだろうし、ユナイテッドでもそうだった。私からすれば、アントニーの場合、彼自身ではなく、コーチングの問題だった」
【動画】スーパーボレー炸裂!スペインで輝きを放つアントニー
 同氏はまた、チームメイトとの関係性に言及。やはり、より良い環境にあると伝えた。

「同胞のナタンと非常に良い関係を築いているし、ヴィトール・ロッキもブラジル人であることを忘れてはいけない。ジオバニ・ロ・チェルソ、クチョ・エルナンデス、エセキエル・アビラといった南米人もいる。アントニーはチーム内で評判が良く、ユナイテッドから来たからといって優越感に浸っているわけではないと聞いている。

 彼はとても謙虚で、仕事熱心だ。そういうところがベティスで高く評価されている。アントニーには、彼を奮い立たせるタイプのコーチが必要だった。(ユナイテッドの前監督)エリク・テン・ハーフやルベン・アモリンの下では、ユナイテッドを取り巻く全てが葬式のように見えた」

 2月24日に25歳の誕生日を迎えたアントニー。心機一転、スペインでのさらなる活躍に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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